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2014年11月13日 (木)

ルースリンド産駒快進撃

昨日の話。大井競馬場は第47回ハイセイコー記念でござる。

早田功駿とルックスザットキルの作るペースは半マイル49秒フラット。「早いな……」。古馬オープンにも匹敵するラップを見て、隣のカメラマンが思わず呟いた。すなわち“追い込み注意報”である。

直線で先頭に立ったのは鎌倉記念の勝ち馬オウマタイム。それを外から吉原寛人のヴェスヴィオが並んで、交わした。他に迫ってくる馬は見えない。そして今度はオウマタイムが内から差し返す。2頭とも譲る気配は微塵もない。ファインダーを覗きながら「さあ、どっちだ?」と狙いを定めたその瞬間、背後から「うわーっ!!!」という大歓声が聞こえた。

その歓声のおかげで、私思い出したのである。

そうだ。追い込み注意報が出ていたんだ!

この2頭じゃない―――。腹を決めて大外にレンズを振ったら、矢のような勢いでストゥディウムが飛び込んできた。平和賞に続く連勝は、パールナデイア、シタヤロープに続く3頭目の快挙である。

Haiseiko 

史上初めて東京記念を連覇した父・ルースリンドは、2011年から種付けを開始した。だが、配合相手が13頭しか集まらない。翌年誕生して血統登録された産駒は8頭。そして現在馬名登録されているのは6頭である。だが、2歳戦が始まって半年やそこらで、6頭のうち4頭が勝ち上がっているのだから、これはもう凄いと言うほかはない。

Rusu 

同じくエルコンドルパサーの血を引く新種牡馬ヴァーミリアンもJRAで6頭、地方で15頭が勝ち上がる好スタートを切ったが、ルースリンドもアベレージでは決して負けていないのである。JRAで9戦未勝利で南関東に転入。初重賞制覇は6歳夏のスパーキングサマーカップまで待たねばならなかった。その後、7歳時と8歳時に東京記念を連覇。成績を見る限り典型的な晩成型なのである。全米古馬牝馬チャンピオンの祖母を持つ良血。だが、その祖母の名前が「Late Bloomer」と聞けば、血統的に見ても奥手のステイヤーと思い込んでしまうではないか。

そんなルースリンドの産駒が2歳戦をバンバン勝ち上がるのだから競馬は分からない。実は、初年度に13頭を付けて以降、種付け実績は途絶えているそうだが、来春は久しぶりの配合相手に恵まれそうだ。

 

***** 2014/11/13 *****

 

 

 

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