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2014年11月12日 (水)

逃げ馬記念日

昨日付で書こうと思ったことである。ネタの一日遅れをお許し願いたい。

ここ数日、「11月11日はポッキー&プリッツの日」というCMをよく見かけた。たしかに4つ並んだ「1」の数字はポッキーを連想させなくもない。なるほどと思いながら調べてみると、この日は「電池の日」「チーズの日」「麺の日」さらには「豚まんの日」でもあるという。なぜ11月11日が豚まんなのか? その答えは「11月11日の数字を豚の鼻に見立てて……」だそうだが、若干の無理があるのもこの手の記念日の面白さか。

だが、こうした記念日は勝手に名乗っているのではなく、「日本記念日協会」という団体のお墨付きを得ているものがほとんど。企業であれ個人であれ、記念日を制定したいな思ったら、申請書に記念日の日付、名称、由来などを書いて記念日協会に送る。それが翻訳家や弁理士らで作る登録審査会で認定されれば、5万円の登録料を支払えばよい。一軒簡単そうに思えるが不合格となる案件も結構あるそうだ。「お墨付き」というからにはそれくらいで妥当であろう。

とはいえ昔から記念日の登録申請が殺到していたわけではない。転機となったのは、冒頭にも書いた「ポッキー&プリッツの日」。思いのほか宣伝効果が高く、他の食品メーカーや団体などが競って登録に走った結果が、現在の記念日バブルに繋がった。ちなみに、もっとも記念日が多く登録されている日は、やはり11月11日だそうだ。なんと30もの記念日が登録されているという。そういう意味でもやはりポッキーはパイオニアだった。

そんな記念日ばやりの昨今だが、競馬絡みの記念日は少ない。7月31日の「トゥインクルレースの日」は大井のローカル記念日だし、9月23日の「愛馬の日」にしても競馬というよりは馬事振興である。

それなら11月11日の31番目の記念日として、「逃げ馬記念日」とする案はどうか。1111の戦績が並ぶ馬柱は逃げ馬の誉れ。少なくとも豚まんよりは自然であろう。レースを主導し、場合によっては己の勝利を度外視するペースを作り出し、時に名勝負を、時には波乱の結末を演出する逃げ馬への感謝の意を表す一日とする。ツインターボの墓参をするもよし。「逃げ馬列伝」などのDVDを見て過ごすもよし。うまいこと競馬開催があれば、徹底して逃げ馬の単勝馬券を買うのもまたよかろう。

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むろんこんな理由で日本記念日協会の認定を得られるとはとても思えぬが、逃げ馬の生き方にお墨付きなどむしろ似合わない。ともかく、一年に一度くらい彼らの献身に感謝する日があっても良いと思うのである。レジェンドテイオー、ツインターボ、メジロパーマー、サイレンススズカ、シルポートらの強靭な逃げがなければ、数多の名勝負は実現しなかったかもしれないのだから。

 

***** 2014/11/12 *****

 

 

 

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