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2014年10月 1日 (水)

東京盃と川島正行調教師

1か月間のご無沙汰です。「競馬食堂」改め「競馬茶論(ケイバサロン)」でございます。

ご覧の通り、ブログ再開を機に屋号を変えさせていただくことにいたしました。諸事情これありでテキスト量が減ることもあろうかと存じますが、内容にはさほど変更ございません。今後ともよろしくお願いいたします。

そんなこんなで今宵は重賞・東京盃。

東京盃がJRA交流競走となってから今年は節目の20年目。過去の19回はJRA10勝に対し地方も9勝と、ダートグレードにしては珍しく地方の健闘ぶりが目立つレースでもある。今日のレースで地方馬が勝って五分に持ち込むか。あるいはJRAが層の厚さを見せつけるのか。注目が集まる。

Sakura 

そもそも交流元年となった1995年の優勝馬が地方馬というレースからして珍しい。勝ったのは6番人気サクラハイスピード。ヒシアケボノやビッグショウリといったJRAの重賞ウイナーたちを退け、“ホーム”の意地を見せたその馬は、先月他界した川島正行調教師が手掛けた最初の重賞ウイナーである。アジュディミツオーやフリオーソらを擁して地方競馬の次々と歴史を塗り替えた川島正行師の活躍は、実はこの一頭から始まっていた。手綱を取った佐藤隆騎手の勝負服も、今となっては懐かしい。

Sakura2 

そんな昔を思い出すうちゲートは開いた。

アフター5スター賞の覇者サトノタイガーが逃げ、昨年のこのレースの優勝馬タイセイレジェンドがこれに続く。1番人気のノーザンリバーは3~4コーナーにかけて外目を進出。直線でも大外をただ一頭伸びて、内から抜け出したドリームバレンチノをゴール寸前で捕えた。

Tokyohai 

1着から4着までをJRA勢が占める中で、地方勢としてはサトノデートナが唯一の掲示板確保を果たした。川島正行調教師の管理馬である。だが空の上から見守ったであろう師が5着という成績に納得はしていまい。

川島正行調教師が眠る墓石には、生前から師自らが決めていた言葉が刻まれている。

「我が君よ 桜の花の 盃を受けて スピード豊富 天馬かな」

それはアジュディミツオーでもなければフリオーソでもない。サクラハイスピードに対する想いである。のちにNARグランプリで数々のタイトルを受賞することになる名調教師にとって、東京盃連覇の偉業をもたらしたサクラハイスピードがいかに大きな存在であったか。そんな事実を裏書きするものであろう。

 

***** 2014/10/1 *****

 

 

 

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コメント

承知しましたhappy01

投稿: 店主 | 2014年10月 3日 (金) 07時27分

お帰りなさい。川島正行師の思い出話、またあればよろしくお願いしますm(_ _)m。

投稿: さっさん | 2014年10月 2日 (木) 22時35分

今後とも御贔屓にhappy01

投稿: 店主 | 2014年10月 2日 (木) 21時51分

お〜待ってましたよ。
そして改装おめでとうございます。

投稿: ちぃちぃ | 2014年10月 2日 (木) 19時34分

早くもコメントありがとうございますhappy01

投稿: 店主 | 2014年10月 2日 (木) 11時36分

待っておりました。おかえりなさい。

投稿: tsuyoshi | 2014年10月 2日 (木) 10時41分

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