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2014年10月17日 (金)

盗難

重賞レースの優勝馬に飾られるレイ(肩掛け)を盗んだとして、大樹ファームの従業員が逮捕されたというニュースが報じられている。

 北海道警浦河署は15日、勤務先の北海道浦河町の牧場「大樹(たいき)ファーム」から、日本中央競馬会(JRA)の重賞レースの優勝馬に贈られる首に掛ける飾り(優勝レイ)を盗んだとして、窃盗の疑いで従業員を逮捕した。
 逮捕容疑は今年2月下旬から10月14日までの間に、大樹ファームの倉庫に保管されていた優勝レイ24本(約240万円相当)を盗んだ疑い。
(10/16付・スポーツ報知より抜粋)

1本のレイを作るには3週間ほどの期間を要し、その価格は一本約10万円だから、24本で240万円相当とした被害金額想定は間違いではないのだけど、レイはすべてのレースで同じではなく、中には特注品が用意されるレースもある。たとえば高松宮記念の優勝馬に贈られるレイは、名古屋友禅の工芸士2人が2か月間をかけて制作するというし、菊花賞も京友禅の逸品。さすがにこれらは10万円の枠には納まるまい。

Katakake 

それよりも私が気になるのは「24本」という本数である。大樹ファーム生産馬によるJRA重賞勝ちは、アドマイヤコジーンの5勝を筆頭に、タイキシャーロック、ロードクロノス、タイキポーラがそれぞれ1勝ずつ。計8勝では数が合わないではないか。

ということは、アイルランドと米国の現地法人Taiki Farmの生産馬の優勝レイも大樹ファームの倉庫に保管されていたのか。それなら優勝の数はグンと増える。タイキシャトル7勝、タイキフォーチュン2勝、ヒコーキグモ、タイキエルドラド、タイキダイヤ、タイキトレジャー、タイキリオン、タイキバカラがそれぞれ1勝で計15勝。先ほどの8勝と合わせて23勝。それでもまだ1勝足りないが、1本くらいならJRA以外の重賞のレイが混ざっていても不思議ではない。むろん、地方のビッグレースでも優勝馬にはレイが贈られる。

Kizuna 

盗んだレイはインターネットオークションで転売されたとされており、実際に数本が売れたという。レース名が刺繍されただけで、実際に馬に掛けられたかどうかも定かではなく、飾っておく以外に使い道もないレイを高額で買う人が、世の中にはいるんですね。

Taikirion 

それならゼッケンの方が、馬名が入るぶんだけ有難味がありやしないか。実際、過去にはレース直後の使用済みゼッケンが盗まれる事件が起きている。舞台は2002年のファルコンSで、盗まれたのは1番人気に推されながら15着に敗れたタイキリオンのゼッケン。あろうことか、ここでも「タイキ」の名前が登場していた。この年の安田記念でアドマイヤコジーンが勝ったのを最後に、大樹ファーム生産馬の重賞勝ちは途絶えている。馬の活躍で名前が出ることを期待しよう。

 

***** 2014/10/17 *****

 

 

 

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