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2014年10月28日 (火)

オーナー戦線異状あり

「縦縞とバッテンがいないじゃん!」

TV画面に向かって思わず叫んでしまった。菊花賞出走18頭に社台レースホースとサンデーレーシングの所属馬が含まれていないのである。調べてみると2008年以来、実に6年ぶりの出来事であった。

ところが、それとは別にもうひとつ大きな事実に気が付いた。なんと、現時点でのリーディングオーナーは、サンデーでなければ社台でもなくキャロットファームだったのである。1983年に初めて社台がリーディングオーナーの座を獲得して以来、社台とサンデーのどちらかが必ず首位を守り続けてきた。その牙城が30年ぶりに崩れるかもしれない。もしそうなれば、菊花賞で6年ぶりの珍事どころの騒ぎではない。

Hinbas 

なるほど言われてみれば実感する。ディアデラマドレにステファノス。東京ではキャロットが2週連続で重賞を勝った。3週連続優勝の期待がかかるアルテミスSにはアールブリュット、シャルール、ルージュバックの3頭が、天皇賞にもエピファネイアとフラガラッハがスタンバイ。高額賞金レースはまだたくさん残されているから今後の順位変動がないとは言えないが、国内最高賞金のJCには横綱ハープスターが満を持して出走してくる。

Fuji 

さらにシルクレーシングの躍進も目覚ましい。ノーザンFから馬の供給を受けるようになり、その最初の世代がデビューを果たした2012年以降、年間勝利数も獲得賞金も右肩上がり。今年は既に過去最高となる60勝をマークし、やはり過去最高となるリーディング6位をキープしている。

実は、ブリーダー部門ではノーザンファームが今年も1位を独走中なのである。オーナー部門の1位、3位、6位を抱えているのだから、まあ当然の結果であろう。走って稼ぐのは馬だから、牧場としては勝負服の柄までにさほどこだわりを持っていないフシもある。だが、会員の立場は違う。キャロットやシルクの躍進が、サンデーの会員にとって愉快であるはずがない。「よそに回すくらいなら、サンデーのラインナップを充実しろ!」という声は必ず出てくる。

折しも天皇賞当日の夜には、社台・サンデー両クラブ合同の謝恩パーティーが都内某所にて催される。会員の前で格好をつけるためには、会場に天皇盾を持って行くくらいの盛り上がりが必要であろう。仮にエピファネイアやフラガラッハが勝つ波乱があれば、直後のパーティーも波乱必至。成功の鍵はジェンティルドンナ、フェノーメノ、イスラボニータの三頭が握っていると書いても、それほど間違いではあるまい。

 

***** 2014/10/28 *****

 

 

 

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