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2014年10月 6日 (月)

強運の持ち主

今日と明日は、ブログをお休みしていた間に行われた南関東の重賞レースを振り返る。9月11日の浦和では1400mのJpnⅢ・オーバルスプリントが行われた。

序盤は後方に控えたJRA所属キョウエイアシュラだったが、3角手前からマクって出て直線では堂々の先頭。1番人気エーシンビートロンも必死に追いすがるものの、不良馬場に脚を取られて思うようにその差は詰まらない。結局、そのままキョウエイアシュラが7歳秋にして初の重賞タイトルを獲得した。

Kyouei 

今年3月に開業したばかりの森田直行調教師にとっても、JRA・地方通じてこれが嬉しい重賞初勝利。開業半年での重賞制覇などなかなかできることではない。だが、そんな師も初勝利までには64戦を要した。6月14日の安芸S。この日までの3か月半はとてつもなく長く感じたことだろう。実はそのレースを勝ったのもキョウエイアシュラである。初勝利に初重賞。師にとって忘れ得ぬ一頭となった。

馬自身も強運の持ち主である。2歳時の函館での出来事。ラベンダー賞を勝って2戦2勝とした直後に重度の疝痛に襲われた。ただちに獣医が呼ばれたが、その診断は腸ねん転。多くの馬たちの命を奪ってきた病状で、特にレース直後に発症する場合は重症であることが多い。関係者も一時は最悪の事態を覚悟したという。

だが、迅速な処置と馬自身の生命力の強さのおかげで一命を取り留めた。いや、それだけではなく、2日後には馬場で運動ができるようになり、函館2歳Sにも出走を果たしたのだから恐れ入る。結果はステラリードにアタマ差だけ及ばなかったものの、堂々の2着だった。

あれから5年。7歳になった今年も走り続け、デビュー以来43戦目にしてついに念願の重賞タイトルに手が届いた。なかなかできることではない。大きな挫折を乗り越え、11回目の挑戦でようやく調教師試験に合格した森田師の足跡にも、どことなく似通うものを感じる。

 

***** 2014/10/6 *****

 

 

 

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