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2014年10月 9日 (木)

空白地帯

一日遅れで埼玉新聞栄冠賞の話。結果から先に書くと、紅一点のマイネエレーナが1900mを一気呵成に逃げ切って、嬉しい重賞初勝利を果たした。

Maine 

(4,2,0,1)と得意にしている浦和コース。軒並み58キロを背負う人気馬相手に54キロという斤量面のアドバンテージ。それらを差し引いても、9馬身もの着差はやはり圧巻と言うほかはない。逃げた馬がメンバー最速の上がりを記録すれば、そりゃあ圧勝も当然であろう。

一方で、単勝1.1倍の圧倒的支持を受けたユーロビートは4着と期待を裏切ってしまった。先日も書いたように、2000m以上で6勝を挙げていながら1900m以下では8戦して未勝利。ましてやスタミナ勝負になりにくい浦和コース。そんな危惧が、そのまま結果に表れてしまった。馬場入場の際からいれ込みが激しかったことも敗因のひとつかもしれない。

浦和で重賞4勝、しかもそのうち2つがダートグレードというナイキマドリードが、実績面ではナンバーワンの存在だった。だが、同馬はこれまで51戦のキャリアで1800mまでの距離経験しか持たない。ユーロビートとは真逆のチャレンジに挑む形となったが、結果は9着に終わった。距離の壁は実績馬に対しても容赦なく立ちふさがる。

結果から見れば、有力馬たちの守備範囲が重なり合う中、わずかにポッカリと空いた空白地帯に、イチローばりの絶妙なバットコントロールでボールを運んだのがマイネエレーナだったのかもしれない。むろんそれがボテボテの当たり損ねなどではなく、糸を引く弾丸ライナーであったことは、9馬身という着差が裏打ちしている。

Mika 

ちなみに手綱を取った御神本訓史騎手は、これが浦和での重賞初勝利なのだそうだ。この構図での御神本騎手を撮ったという記憶は、言われてみればたしかにない。リーディングジョッキーにも意外な空白地帯があった。

 

***** 2014/10/9 *****

 

 

 

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