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2014年8月26日 (火)

馬に効くのなら…

ある朝目覚めると、左肘に激痛が走った。

草野球の試合で投手を務めた翌朝に似た痛みを感じることがあるが、今回の痛みは利き腕の右腕ではないし、そもそも野球をした覚えもない。寝違えだろうかと1週間ほど我慢してみたが、痛みはむしろ増した感がある。やむなく医者へ。肘を伸ばしたり、曲げたり、押したり、引っ張ったりした挙句、医者は「関節炎ですね」と告げた。出された湿布をとりあえず貼ってみたが、改善する兆しはまったくない。

今日に至って左腕でペットボトルを持つのもままならなくなり、いよいよ事態は切迫。それでグルコサミンとコンドロイチンの両巨頭に頼る決断を下したのである。このようなサプリメントを自ら購入したのは初めて。意外に高いんですね。

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それにしても、よもや自分がこういうものを飲用することになるとは思わなかった。いいや、健康を過信していたのではない。数年前から突然ブームを起こしているグルコサミンとかコンドロイチン硫酸といった成分は、もともと競走馬用に使用されていたフィードサプリメントだったことを知っているからである。

競走馬にグルコサミンとコンドロイチン硫酸の混合成分を与えると、関節の潤滑がスムーズになり、関節炎や腱・靭帯などの疲労損傷の防止に効果がある。ためにずいぶん昔から飼い葉に混ぜる形で広く使われてきた。それがある日、「馬に効くんなら人間にも効くんじゃね?」的な発想が生まれ、昨今のブームに至ったのであろう。

「馬」と聞くと大自然の中で青草だけを噛んでいるイメージを持たれる方も多いと思うが、競走馬はアスリートでもあるから、実はサプリメントなしに彼らの食生活は語れない。例えば骨を強化するためにはカルシウム系のサプリは欠かすことができないし、その効果をアップさせるための「BFMP」という牛乳から抽出したサプリメントまで登場している。こうなるとBFMPの効果を上げるためのサプリが開発されるのも、もはや時間の問題という気がしてくる。

主にドーピング防止の観点から、競走馬に対する薬物の投与には様々な制約がある。だが、サプリメントはあくまでも「食品」であるから、ルール上の制約を気にする必要性は―――現時点では―――ない。とはいえ、目の前に置かれたグルコサミンの瓶をじいっと眺めれば、知らぬ間にこんなものを、しかも大量に食事に混ぜられる彼らには、多少なりとも同情の念を覚えずにはいられない。

が、ともかく今の問題はオノレの左肘である。サプリで改善しなければ、次はショックウェーブだろうか。嗚呼……。

 

 

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