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2014年8月 2日 (土)

命を救うかき氷

JRAがローカル開催まっただ中のこの時期、札幌や新潟に行く金もI-PATの残高も無い身としては、WINS後楽園に出向く機会が増える。どれくらい金がないか。それは、半蔵門線の神保町から三田線に乗り換えて水道橋までひと駅分の電車賃を惜しんで、この炎天下を歩くほど。月末に迫ったサマーセールの結果如何では、自宅から水道橋まで歩くことになるかもしれない。

今日も後楽園で馬券を購入し、白山通りを神保町へと歩いていた。だが、その途中で突然のめまいに襲われたのである。さては熱中症か。薄れゆく意識の中であたりを見渡すと、涼しげな水色の壁が目に入った。

Nago 

這うように入店したのは『なごかふぇ』というお店。どうやら沖縄料理店らしい。だが、人気は沖縄のかき氷「ぜんざい」のようだ。

Zenzai 

沖縄の「ぜんざい」は黒糖で煮た金時豆とその煮汁のかき氷。氷の山を崩さぬよう、そろりとスプーンで削り、口へ運ぶ。冷たさと甘さを楽しむうち汗がすーっと引き、舌の感覚がなくなってくる。この清涼感は他の冷菓や飲み物では味わえない。金時豆の優しい甘みのおかげで、いっきにHPが回復した。

かき氷を庶民が口にするようになったのは明治時代とされる。見馴れた「氷」の旗の登場もその頃のようだ。とはいえ、冬から貯蔵しておいた氷を夏に食べる「夏氷」の歴史は古い。日本書紀には、古代の冷凍庫「氷室」の記述も残る。

清少納言は枕草子の中で「あてなるもの」(気品高いもの)として、「削り氷にあまずら入れて、新しき金鋺に入れたる」と紹介した。削った氷を金属の器に盛り、「あまずら」、すなわち葛の汁をシロップ代わりにかけて食べる。これこそ、みぞれ味のかき氷の原型だ。イチゴやブルーハワイなど、香りや色のあるものに比べて地味に思われるみぞれだが、実はこれこそが由緒正しき正統派といえる。

先月、桜新町にオープンしたかき氷専門店『雪うさぎ』は、日光の有名店『日光松月氷室』の氷を使っているという。さっそく訪れて注文したのは「マンゴー味」。まったく由緒もへったくれもありませんな(笑)

Mango 

1杯の高さは20センチにも及ぶが、日光天然氷を使ったかき氷はふわふわとまるで綿雪。その冷たさは優しく、しかも頭が「キーン」とならないところが嬉しい。ちなみにこのお店、夜は『DAIHACHI』という名前の「牡蠣」専門店となる。

 

 

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