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2014年7月 4日 (金)

抽選

今日7月4日は、社台レースホース、サンデーサラブレッドクラブ、G1サラブレッドクラブ、そして社台グループオーナーズの会員の皆さんにとっては運命の日だ。そう、今年の1歳馬応募の抽選結果が発表されたのである。オルフェーヴルやジェンティルドンナ級の逸材を首尾よく見出すことができたとしても、一頭の馬に出資できるのは40人のみ。毎年繰り返されることとはいえ、この抽選が競馬人生を左右すると言っても、もはや過言ではあるまい。

しかし、私が気になる抽選結果はまったく別のところにある。日曜のラジオNIKKEI賞で、目当ての馬が抽選除外の憂き目を見た。15頭分の枠を18頭で争う抽選に敗れたのだから、なんともツキがない。

もともと今週は恒例の福島復興支援ツアーを予定していた。だが、こうなったらホテルはキャンセルである。新幹線の切符も変更して土曜の日帰りに行程を変更した。私ごときが落とす金額などたかが知れているが、実はラジオNIKKEI賞の観戦をやめたり、買う気がしなくなったと嘆くのは、実は私ひとりに留まらない。福島の経済に悪影響を及ぼしたその責任は、ひとえに非合理的な出走馬決定システムでレースをつまらなくするJRAにある。

Tagano_5 

昨年の朝日杯で、キーンソード、タガノグランパ、ピークトラム、ミッキーアイル、モーリスの5頭が抽選により除外とされたことは、まだ記憶に新しい。

「はじかれたメンバーの方がレベルが高い」と揶揄されたように、タガノグランパはファルコンSを勝ってダービーでも4着に食い込み、ミッキーアイルは重賞3連勝でNHKマイルCを制した逸材だ。結果、朝日杯の売り上げは阪神JFを下回る113億5352万5300円に留まった。前年比で6.2%もの減少。目の肥えたファンは、メンバー落ちのGⅠには食いつかない。インパクトの差はともあれ、今回のラジオNIKKEI賞も同じであろう。

Mickey 

そもそも、同じ2勝馬をふるいにかけるにあたり、1着賞金980万円の特別戦を勝った馬と、1着賞金720万円の一般戦を勝ち上がった馬を同列に扱うことが理解できない。賞金格差を付けているのはJRA本人。ならば、そのレースの格が違うことくらい当然意識しているはずであろう。2勝馬同士で細かな序列を作ることは、決して難しい作業ではない。

売り上げ回復を至上命題とするJRAには、ファンの期待する質の高いレースを提供することが求められている。にもかかわらず、自ら弱いと認定したハンデ52キロの馬を出走させ、54キロの馬を除外しているのだから自己矛盾も甚だしい。

「上位ハンデ3頭に優先出走のルール」はこうした指摘に端を発したものだが、「3頭」という半端な数字のウラには様々な思惑が渦巻いていることを容易に想像させる。「抽選システムは公平と機会均等の原則に沿ったもの」とJRAは主張するだろう。だが、それは出走させる側から文句の出にくいやり方でもある。抽選だから仕方ない―――。運がなかった―――。それで済む。だが、抽選を行うのはしょせん人間の手ではないか。それで馬の一生が変わることもある。ならばせめて馬にくじを引かせてやりたい。

 

 

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