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2014年7月30日 (水)

真夏のハンデ戦

父名欄を見れば、キングカメハメハやネオユニヴァース、フォーティナイナー、アフリート、クロフネといったメジャーな種牡馬が並ぶ今年のサンタアニタトロフィー。だが、母の父に目を移せば、90年代前半の競馬を彩った馬たちの名が並ぶ。当時の“熱さ”を知る年代にとって興味を惹かれる一戦となった。

藤田厩舎はフォーティファイドとグランディオーソの2頭出し。その母の父は前者がアイネスフウジンで、後者がメジロライアン。すなわち、我が国競馬史上最多となる19万6517人が熱狂した90年の日本ダービー優勝馬とその2着馬である。両馬の直接対決は弥生賞と皐月賞を含めてアイネスフウジンの2勝1敗。ライアン派の人にしてみれば、たとえ孫の世代であろうと、ここは負けられぬ思いであろう。

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ダイタクヘリオスを母の父に持つ馬が2頭も出ている。ピエールタイガーとツルオカオオジ。91年、92年とマイルCS連覇の名マイラーの血が騒ぐとしたら、このレースかもしれない。

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もっと珍しいのは、ゴーディーの母の父コノミテイオーか。94年の楠賞アラブ優駿を4馬身差で制したアングロアラブの強豪である。当時園田の小牧太騎手が手綱を取って、4馬身差の圧勝だった。時にアラブの血が脚光を浴びるのも地方競馬の醍醐味に違いない。

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だが、レースは昨年のこのレースの覇者セイントメモリーが道中2番手から直線に向いて先頭。グランディオーソ、ツルオカオウジ、ゴーディーらの追撃をしのいで連覇を果たした。

Saint 

ご覧のようにゴールの遥か手前で後ろを振り返る余裕ぶり。着差は2馬身だが、追えばもっと広がっていたように見える。昨年は57キロを背負って優勝。それで今年のハンデは0.5キロだけ増量の57.5キロだった。トップハンデなのだから決して恵まれたわけではないとはいえ、ちょっと拍子抜けした感も否めない。

とはいえ、2着グランディオーソから5着ゴーディーまでは同タイムの大接戦。ハンデ戦の醍醐味を味わうには、それでじゅうぶんだった。

 

 

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