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2014年6月 5日 (木)

競馬太閤記

昨年9月7日の阪神2Rの2歳未勝利戦で、単勝オッズ260倍の最低人気馬がまさかの激走。2着に食い込んで馬連3万6千円の波乱を演出した。

話題となったのは、この馬が橋口弘次郎厩舎所属だったから。重賞常連の名伯楽ゆえ、管理馬が最低人気で出走する機会は決して多くはない。それが連対を確保したとなると初めての出来事ではないか? 現場は一風変わった話題で盛り上がった。

調べた結果、1993年にダイタクエスパーという管理馬が10頭立ての最低人気で2着したことが判明。なーんだ、とその場は収まったわけだが、その阪神2Rを単勝オッズ260倍ながら2着に激走したその馬こそ、今年の日本ダービーを勝つことになるワンアンドオンリーだったのである。複勝配当は4090円。のちにダービーを勝つ馬としては、最高配当ではないかと推測するのだが、そこまでは調べていない。

ただ、「のちにダービーを勝つ馬が最低人気を経験していた」というケースについては調べることができた。第16代ダービー馬のタチカゼは、ダービー直前の一般戦で6頭立ての6番人気を経験しているし、タニノハローモアの新馬戦は5頭立ての5番人気だった。とはいえ、いずれも少頭数での話。13頭立て13番人気のワンアンドオンリーとはインパクトがまるで違う。

なぜそこまで人気を落としたのか。答えは明白で、前走の新馬戦で12着に大敗していたからに過ぎない。そこで、さらに調べを進めると、過去のダービー馬80頭のうち、デビュー戦で二桁着順を経験していた馬など皆無だった。そりゃそうですよね。エイシンフラッシュがダービーを勝った時も「新馬戦で掲示板にも載れなかった馬が!(6着)」と話題になったほど。そういう意味では、ワンアンドオンリーのダービー制覇は豊臣秀吉の出世物語にも匹敵する大仕事と言えよう。

Only 

たとえ新馬で大敗を喫しても、たとえ最低人気での出走を余儀なくされても、それでダービーを諦める必要などまったくない。いよいよ今週から新馬が始まる。

 

 

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