« 関東オークス半世紀 | トップページ | 話題のエアトゥーレ »

2014年6月12日 (木)

オペラハット再び

先週日曜の東京3Rはダート2100mの3歳未勝利戦。レースが終わると、遠くから「あの大井の馬か?」という声が聞こえてきた。

Opera1 

たった今行われたばかりのレースを勝ったオペラハットは、2011年生まれのメイショウサムソン産駒。曾祖母にシンコウラブリイが登場することに月日の流れを禁じ得ない。ともあれ12戦目にして嬉しい初勝利となった。

件の声の主が言わんとしたのは、1999年の東京王冠賞を勝ったオペラハットのことであろう。こちらは1996年生まれのオペラハウス産駒。甥に菊花賞馬スリーロールスがいる血統で、単なる東京王冠賞の勝ち馬としてではなく、その勝利がオリオンザサンクスの「4冠」を阻む大きな一勝であったことから大井のファンには知られた存在だ。むろん、18歳になってJRAの未勝利戦に出てくるはずはない。別馬である。

とはいえ、南関東を根城にする人間にしてみれば、そこはかとない違和感を感じるのも事実。やはり「オペラハット」と聞けば、大井のカクテル光線に浮かび上がる石崎隆之騎手の勝負服を真っ先に思い浮かべてしまう。

Opera2 

もっとも、こうしたネーミングは決してルール違反ではない。過去に同名の馬がいた場合でも、引退後5年以上経過していればOK。重賞勝ち馬でも10年で許可が出る。ただし、GⅠレースの勝ち馬は基本的に不可。これには南関東ローカル重賞であるはずの東京ダービーも特例的に含まれる。

1998年のJCを勝ち、翌年の凱旋門賞で2着したエルコンドルパサーは、実は2代目だ。初代エルコンドルパサーはスリルショー産駒の牡馬で未勝利に終わっている。

牝馬ながら2007年のダービーを勝つなどGⅠ7勝の活躍を遂げたウオッカにも、先代がいる。クリエイター産駒の牡馬で、後にセン馬となったが、やはり未勝利に終わっている。

今年のダービー馬・ワンアンドオンリーに至っては3代目。初代はエブロス産駒の牝馬で、2代目はティンバーカントリー産駒の牡馬だった。2代目が引退したのが2007年だから、比較的早い時点での名跡復活だったわけだ。

初代オペラハットは1999年のジャパンダートダービー(GⅠ)で、オリオンザサンクスの逃げを捉え切れずクビ差2着に敗れた。もしこれが届いていたら、2代目の登場は無かったことになる。そんなことにも思いを馳せつつ、2代目オペラハットの活躍を見守っていきたい。

 

 

|

« 関東オークス半世紀 | トップページ | 話題のエアトゥーレ »

競馬」カテゴリの記事

コメント

5年で同じ名前を付けられるのは短すぎる気がしますね。
先日のアッミラーレのくだりで出てきたマイターンが引退時と同じ高橋義博厩舎で登録されてました。
しかも今度は牝馬!

投稿: せっきー | 2014年6月13日 (金) 12時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 関東オークス半世紀 | トップページ | 話題のエアトゥーレ »