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2014年6月21日 (土)

イスラボニータのメッセージ

記録的な長雨が続いていた北海道だが、今日はようやく青空が広がった。この季節恒例の社台グループ牧場ツアー初日。最初の訪問地・社台ファームに到着すると、この3歳馬が我々一行を出迎えてくれたのである。

Isura  

皐月賞馬・イスラボニータですね。

秋は菊花賞には向かわず、毎日王冠から天皇賞・秋を目指すとのこと。距離適性とコース適性を考えれば、賢明な判断であろう。2年前のこの同じ放牧地で、1歳当時の彼を見ていたかと思うと、己の見る目の無さに情けなくなってくる。「ブラックタイプばかり見てないで、こういう馬を探しなさいよ」。イスラボニータを登場させた牧場側が、そう言っているように思えてならない。

例年ならディープインパクト産駒に熱い視線が向けられる周回展示だが、今年は若干雰囲気が異なる。会員さんが見つめる先にいるのは、オークス、ダービー、そして安田記念を勝ったハーツクライ産駒。しかも今年のクラブ募集は関西入厩の3頭のみ。その稀少さゆえに、さらに人気を押し上げているようだ。

中でも一番人気は母ファンジカの牡。現時点で応募が募集口数40口を既に上回り、抽選になることが決まっている。募集価格は4000万円。矢作芳人厩舎予定。父のライバルでもあったハイアーゲームを兄に持つこの血統からは、どうやっても府中の2400mしかイメージできない。

Hearts  

私の目を引いたのは、母ミルフィオリ、父キングカメハメハの牡。飛鳥Sなど4勝を挙げているミルドリームの半弟ということになる。

Mil  

シンボリクリスエス産駒のミルドリームとイメージが異なるのは当然。それでも、今日見た130頭余りの1歳馬の中でもっとも好印象だったことは間違いない。果たしてここからどう成長していくか。牧場ツアーは想像力が問われる試練の場。第一印象が大事なのは重々承知だが、それにこだわり過ぎてもいけない。それがイスラボニータを「小さい」と一蹴した2年前の反省点。目の前に立っている1歳馬の母・ミルフィオリは、そのイスラボニータの父フジキセキの妹でもある。北海道の爽やかな風に似合わぬ脂汗を流しつつ、1歳馬展示は明日も続く。

 

 

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