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2014年5月31日 (土)

ロイヤルダービー

明日の日本ダービー当日の東京競馬場に、皇太子殿下のご行啓を賜ることとなったそうだ。

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皇太子殿下のダービー観戦はウオッカが勝った2007年以来のこと。その2年前に天皇皇后両陛下をお迎えした天皇賞(秋)では、紅一点のヘヴンリーロマンスがゼンノロブロイを破る大金星を挙げている。そうなると明日のダービーはレッドリヴェールだろうか。桜花賞2着から挑戦の2歳女王という点では、ウオッカとまったく同じ。福永騎手がヘルメットを脱いで敬礼するシーンを、つい想像してしまう。

天皇杯が授与されるスポーツは少なくないが、「天皇賞」は競馬だけ。競馬に携わる人のささやかな誇りでもある。

競馬に天皇杯が下賜されたのは、明治38年のこと。天皇賞こそ最高の名誉と考える競馬人の気持ちは、この伝統に根ざしている。天皇賞の前身でもある帝室御賞典の優勝馬には、賜杯だけで賞金など出なかった。

明治天皇は56回も競馬を御覧になったとの記録も残る。当時の競馬は軍馬の資質向上という側面を持っていたにせよ、その回数の多さに驚かされやしないか。戦前に行われたダービー馬13頭のうち6頭は、御料牧場、すなわち皇室の生産馬だった。現在では天皇賞のほかに高松宮記念というGⅠもある。

今上天皇陛下は皇太子時代に2回、天皇として2回、つごう4回東京競馬場にお見えになられた。観戦されたレースは1986年のエジンバラ公御来場記念と、87年、05年、12年の天皇賞(秋)。そのたびにファンは拍手でお迎えし、優勝騎手は深々と礼をした。

しかし、陛下は日本ダービーをご覧になられたことはまだない。皇太子時代にエプソムのロイヤルボックスで英国ダービーをご覧になったことはあるのに、我が国のダービーをご覧いただけていないことには、幾分複雑な思いもよぎる。ちなみに、陛下がご覧になったダービーの勝ち馬はピンザ。サー・ゴードン・リチャーズがようやく手にした歴史的なダービーだった。ファン目線としては、ちょっと羨ましい。

 

 

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