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2014年5月13日 (火)

シカとキツネに気をつけろ

農作物や牧草を食い荒らし、深刻な食害を引き起こしているエゾシカだが、ここ日高では別の農業問題も発生させている。

Tsuno  

これが問題の「落ち角」。春は角の生え替わりの季節である。この季節になると、こんな立派な角が放牧地のあちこちにゴロゴロと落ちている。むろんシカの個体数が増えつつあることと無関係ではない。

一本手に取ってみるとその重さに驚く。重いし、堅い。トラクターが踏めばタイヤはパンクどころかバーストしてしまうそうだ。これからの牧草の刈り取りの時期にトラクターが使えなくなるのは、牧場にとって死活問題。なにせ天候を見ながら、ここ!という2、3日の間にピンポイントで刈り取りを終えなければならないのである。むろんトラクターだけでなく、馬にとっても落ち角は危険な代物であることは言うまでもない。

この日も何頭かのエゾシカが牧草を失敬しに山を下りて来ていた。「こらぁ!!」と怒鳴っても、逃げるそぶりさえみせない。シカたちは牧場が安全な食料調達場所だということを良く知っている。牧場の敷地内なら、あの恐ろしいハンターたちが発砲することもない。

Shika  

エゾシカだけでなくキタキツネも増殖中。この時季、キツネは子育ての季節で、母ギツネは栄養価の高いエサを必要としている。サラブレッドの飼い葉に含まれる濃厚飼料のおこぼれを狙って、こうして馬房周辺をキツネがウロウロと歩き回るのである。

Fox1  

キツネは牧草を食い荒らしたり、トラクターをパンクさせたりすることはないが、寄生虫や病原菌を媒介することがあるので、やはり注意は必要だ。水桶の水を勝手に飲んだりすることもあり、同じ桶の水を馬が飲むことで、あらぬ病気をいただいてしまうこともある。むろん人間だって注意しなければならない。

Fox2  

ただ、飼い葉の中身はあくまでも馬の、しかも競走に特化したサラブレッド用の飼料なわけで、中には小動物の健康に害を及ぼすものもある。巣穴でお母さんの帰りを待つ子ギツネたちのことを思うと、あまり食べ過ぎないで欲しいと思うのだが。

 

 

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