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2014年5月29日 (木)

遠い世代交代

ダートグレードの優勝馬7頭が顔を揃えた昨日のさきたま杯は、見ようによっては豪華メンバーと言えなくもなかったが、現場では「見飽きたメンバー」という声も聞こえてきた。4歳、5歳の参戦はゼロ。12頭の平均年齢が7.6歳では、見飽きたという声も頷ける。

Kopano 

「強い4歳馬」というのが今現在のダート路線のトレンドだ。先週土曜の平安Sには5頭の4歳馬が出走して、そのうち2頭のワンツーフィニッシュで決着。出走馬の平均年齢は5.4歳だった。GⅠ連勝のコパノリッキーを筆頭に、ソロルやクリノスターオー、ベストウォーリアといった4歳勢の活躍は、ダート路線の世代交代を印象付けている。

今年に入ってからJRAのダート重賞に出走した馬はのべ96頭。そのうち約1/4にあたる23頭を4歳馬が占め、のべ6頭が馬券に絡んでいるのだから、「強い4歳馬」というのは数字の上でも間違っていない。

一方、地方で行われたダートグレードレースの出走馬のべ133頭のうち、4歳馬は全体の1割にも満たない12頭に留まる。これで4歳馬の活躍を期待すること自体無理な話で、実際に馬券に絡んだのはかしわ記念を勝ったコパノリッキーの1回しかない。逆に8歳馬は3勝(2着2回、3着5回)と大活躍。ちなみに、JRAのダート重賞で馬券に絡んだ8歳馬は、根岸Sで3着に入ったシルクフォーチュンのみだ。

これには、地方で行われるダートグレードの出走馬選定ルールに加え、地方所属の強豪馬がダートグレードレースを避ける風潮が大きく影響していると思われるが、いずれにせよ地方のファンにしてみれば面白い話ではあるまい。一昔前なら8歳馬の重賞勝利はそれだけでニュースだった。

そんな我々の思いを汲んでくれたのか、さきたま杯は若手が奮起。逃げ込みを計るトキノエクセレントを、ノーザンリバーがゴール寸前で捉えてみせた。

River 

「若手」と言っても6歳馬。両者の対戦もJRAを含めればこれが初めてではない。7番人気トキノエクセレントが2着に割って入ったわりに配当が安く感じたのは、浦和のファンにしてみれば枯れきったメンバーだったということであろう。ダートグレードの世代交代は、まだまだ遠い。

 

 

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