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2014年4月22日 (火)

ジャンパーたちの挑戦

中山グランドジャンプは、断然人気のアポロマーベリックが圧巻の逃げ切り勝ち。昨年の最優秀障害馬の力を見せつけた。(写真はペガサスJS)

Aporo  

JGⅠレース2勝目となったアポロマーベリックの総獲得賞金は、これで2億円を超えた。うち障害レースでの獲得賞金は1億8872万円。まだ5歳という若さを踏まえれば、ゴーカイの持つ障害レースでの獲得賞金レコード・5億224万4000円の更新も夢ではない。中山グランドジャンプ連覇のゴーカイの、初JGⅠ勝利は7歳春のことだった。

逆に言えば、アポロマーベリックの平地での獲得賞金は1420万円でしかない。平地では500万を勝っただけだからそんなものか。だが、過去にはもっと極端な例もある。中山大障害5勝という不滅の記録を残した名障害馬・バローネターフは、平地では10戦して未勝利。バローネターフは約3億3千万円を稼ぎ出したが、そのうち平地での賞金は80万円でしかない。平地未勝利の3億円ホースの出現は、世界の競馬史上でも初めての出来事だった。

Age  

実は、平地未勝利の身分から大変身を遂げて中山大障害や中山グランドジャンプを制した一流障害馬は、バローネターフのほかにギルテッドエージなど11頭もいる。華麗なるジャンパーへの大変身は、障害レースの魅力のひとつであろう。

逆に菊花賞馬ダイコーターを筆頭にクラシックホースが障害入りしたケースもいくつかあるが、障害馬としての大成を見ることはなかった。2010年の菊花賞を勝ち、現在では障害オープンで走り続けるビッグウィークには嫌なデータであろうけど、過去の事例は障害と平地とでは違った能力を必要とすることを表している。

だが、誤解されぬよう断っておくが、小倉3歳Sと中山大障害を勝ったゴッドスピードのように、平地・障害両方の能力を兼ね備えている馬だっているのである。中山グランドジャンプ3連覇の名ジャンパー・カラジにしても、豪州の平地GⅠで2着の実績がある。ビッグウィークにできないことはあるまい。彼の果敢な挑戦を長い目で応援したい。

 

 

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