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2014年4月29日 (火)

ダービー馬の春

今週末は古馬最強を決める天皇賞。オルフェーヴル引退後の日本競馬界を占う意味でも注目の一戦だ。

Kizuna  

しかも今年は昨年のダービー馬キズナが参戦してきた。グレード制導入から既に30年が経過したが、天皇賞(春)に前年のダービー馬が出走しきたケースは、実は10回しかない。ドバイ、香港、安田記念、あるいは引退・種牡馬入り。古馬春シーズンの選択肢も、ひと昔前とは様変わりしつつある。

その10頭の成績は(4,2,0,4)だから決して悪くはないのだが、単勝1.3倍のオルフェーヴルが11着に飛んだ一昨年のレースもまだ記憶に新しいところ。2マイルという距離に二度の坂越え。「古馬最強」の看板は、ダービー馬といえども簡単に手に入るものではない。

気になる点がもうひとつ。ダービーを勝った翌春の天皇賞を制した4頭は、いずれも菊花賞で淀の3000mを経験していた。2400mを超える距離が未経験ながら、それでも1番人気を背負った前年のダービー馬というと、どうしてもトウカイテイオーを思い出してしまう。レース中に骨折をしていた可能性が高いとはいえ、単勝1.5倍の支持を受けながら5着に沈んだという事実は残る。

そのトウカイテイオーと人気を分け合い、史上初めて天皇賞連覇を果たしたのはメジロマックイーン。その芦毛を受け継ぐゴールドシップが、キズナのライバルとなりそうなことも何かの因縁だろうか。逆にゴールドシップにとっての2400m超は、(4,0,1,1)と得意の舞台。自分の土俵で取る相撲なら、ダービー馬相手とはいえ簡単には負けられまい。

Goldship  

名手の手綱捌きも注目だ。春天6勝の“盾男”武豊騎手はキズナの瞬発力を最大限に生かそうとするだろうし、ウィリアムズ騎手はジャガーメイルで勝った時のように前々の勝負でスタミナ勝負に持ち込みたい。2頭の一騎打ちになるほど競馬は単純ではないと思うが、今年は久しぶりに見たいと思わせるレースになりそうだ。

 

 

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