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2014年3月17日 (月)

同着

昨日の中山牝馬Sはフーラブライドの完勝だったが、2着はケイアイエレガントとキャトルフィーユの7枠両頭が譲らず同着となった。馬券とは関係がないが、9着も5枠両頭が同着というのは珍しい。ともあれハンデ戦の醍醐味が詰まった一戦だった。

JRA重賞レースの1着同着は過去9回。地方重賞での例は意外に少ないが、昨年の佐賀・はがくれ大賞典で、レイズミーアップとテュデメナスが同着で優勝を分け合っている。

 1955 クモハタ記念(マサハタ&ヨシフサ)
 1961 日経新春杯(キオーガンヒカリ&タイカン)
 1976 愛知杯(トウカンタケシバ&ハードラーク)
 1979 福島記念(ファニーバード&マイエルフ)
 1988 阪神大賞典(タマモクロス&ダイナカーペンター)
 1997 平安S(シンコウウインディ&トーヨーシアトル)
 2002 京成杯(ヤマニンセラフィム&ローマンエンパイア)
 2007 阪急杯(プリサイスマシーン&エイシンドーバー)
 2010 オークス(アパパネ&サンテミリオン)

先日も書いたが、戦前は1着同着と判定された場合、2頭によるマッチレースで決着を付けるという規定があった。「同着→再戦」というルールは当時の欧米においても一般に採用されていたから、それに倣ったのであろう。だが1930年にイギリスのジョッキークラブが「馬にとって過酷である」との理由から決定戦廃止の方針を打ち出すと、やがて世界各国の競馬場から再戦は姿を消していく。

Douchaku  

ちなみに「(同着の場合)マッチレースで決着を付ける」と書いたものの、1着同着は必ずしも2頭のみとは限らない。日本国内レースでの1着同着の最多頭数は3頭。戦後では大井、笠松、川崎、高崎で1度ずつ記録されている。

中でも1986年8月の川崎10R新涼特別のゴール前の争いは熾烈を極めた。このレースは、

 テスコカチドキ(佐々木竹見)
 アーノルドフジ(桑島孝春)
 トランスワンスター(中地健夫)

の3頭が同着となったのだが、驚くべきは猛然と追い込んで4着となった石崎隆之騎乗のガーデスイチフジの着差はなんと「ハナ」。あわや4頭の同着という歴史的大記録の誕生まで、あとほんのわずかだった。

だが、英国では4頭による1着同着が2度も記録されている。さすが本場は歴史が深い。単勝式馬券は4通りが的中。もし3連単があれば24通りが的中することになる。JRAのシステムはそういうケースまで対応しているのだろうか? 仮にJRAが対応していたとしても、それを伝えるメディア側のシステムが対応できないような気もする。

 

 

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