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2014年3月10日 (月)

2年目の戸崎圭太

先週土曜のスピカSは、しんがり人気のトーセンジャガーが勝つ波乱。たった7頭立てなのに馬単万馬券だから、ため息も出る。

Tosen  

5戦着外が続いたあとの休養明け緒戦とあっては、正直狙いにくい。調教師も「使ってから」と良化途上を強調していた。ただひとつ、初めてコンビを組む戸崎圭太騎手への乗り替わりをプラス要素と見れば、買えなくもなかったかもしれない。

戸崎圭太騎手はこの土日で6勝の固め打ちだったが、うち3勝はまったくのテン乗りでの勝利だった。初めての手綱で結果を出すことは言うほど簡単ではない。必要なのは、ファーストコンタクトで馬のタイプを見抜く感性と、周囲の馬にも耐えず目配りする余裕。地方所属時代にスポット参戦を強いられてきた経験が生きている。

Tosaki  

ともあれ、昨日を終えた時点で戸崎圭太騎手が関東リーディング首位に躍り出た。この時期にリーディング云々は気が早すぎるという指摘は当然。だが、大井を根城にする私のような人間にとって、内田騎手の上に戸崎騎手の名前があるという事実は見逃せない。

昨年の関東リーディングは内田博幸騎手が114勝で1位。戸崎騎手はわずか1勝だけ及ばず2位だった。とはいえ、戸崎騎手がJRAの免許を取得したのは3月1日だから、内田騎手には2か月分のアドバンテージがあったことは見逃せまい。実際、2013年3月1日~2014年2月28日の1年間の勝利数を比較すれば、内田騎手120勝に対し戸崎騎手は127勝と逆転するのである。

昨年は、安藤勝己さんの持っていたJRA移籍週からの連続週勝利記録を更新し、阪神JFで移籍後初のGⅠタイトルも獲得した。あまり具体的な目標を語らぬ戸崎騎手だが、全国リーディングと日本ダービー制覇は騎手である以上誰もが目指す頂点。移籍2年目となる今年、このふたつを意識していないはずがない。

Tosaki2  

戸崎騎手より一足早く移籍した内田騎手は、移籍2年目に全国リーディングを獲得し、3年目にエイシンフラッシュで日本ダービーの栄冠を勝ち取った。戸崎騎手が同じことをしようとすれば、偉大な先輩・内田騎手との勝負に勝たなければならない。だとすれば、どんな時期であろうとリーディングの上位に立つことの意義は、決して小さくないように思えるのである。

 

 

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