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2014年3月18日 (火)

続・同着

同着の話の続き。

2006年6月6日名古屋競馬6日目2Rで、宮下瞳騎手のヘイセイチャンスと、小山信行騎手のメイショウタンドルが1着同着となったことがある。言うまでもなく、両騎手は2004年2月に結婚した夫婦ジョッキー。夫婦での1着同着は国内競馬史上初というが、夫婦で騎手というケース自体が希有なだけにそりゃそうだろうと思う。

2003年7月19日の小倉競馬9R・日向特別では、インターコウキとエリモアスリートの2頭が1着同着となった上、ダート1700mの勝ち時計1分43秒8がレコードとなった。1レースで2頭のレコードホルダー誕生はJRAでも過去にこの一度しか例がない。

Kokura  

2001年も押し詰まった12月30日の川崎1R。イソエイイーグルとプリンスガーデナーの2頭は3コーナーからビッシリと馬体を合わせてマッチレースを展開。ついには2頭が鼻面を揃えてゴールした。

写真判定となった1着が「同着」と発表されると、スタンドのファンよりもむしろ検量付近にいた関係者の方から大きなどよめきが起きる。というのも、この両馬はちょうど1ヶ月前の11月30日のレースでも1着同着となり、優勝を分け合っていたのである。しかも2頭の鞍上も前走と同じ。過去に例のない「同一人馬による2戦連続の1着同着」という記録が生まれた瞬間だった。

まがりなりにも“デビュー2連勝”を飾ったイソエイイーグルの方は、その後半年間の休養に入る。そして、今度こそ自分一頭だけの1着ゴールを期して翌年7月10日の川崎開催で復帰……するはずだった。

ところが、折悪しく関東地方に接近しつつあった台風6号の影響で川崎競馬は開催中止。この日予定されていた重賞・スパーキングレディカップは翌日に振り替えて実施されたが、イソエイイーグルが出走を予定していた条件戦が振り替えられるはずもなく、同馬はそのまま登録抹消となる。

JRAの記録を紐解けば、同着を3度経験したストレンジメグロや、2戦連続して2着同着となったキョウエイヤヨイのような例はある。だが、「同一人馬による2戦連続の1着同着」や「2戦以上のキャリアがありながら、生涯戦績が1着同着のみ」というイソエイイーグルのような記録は、JRAの長い歴史でも例がない。昨日紹介した「3頭が1着同着+ハナ差の4着」といい、川崎は同着記録の宝庫だ。

 

 

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