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2014年3月29日 (土)

どっこい頑張る高齢馬

高松宮記念の出走表を見ると、7~8歳のベテランが7頭もいて驚かされる。しかも8歳馬サンカルロは前走阪急杯2着。同じく8歳馬レッドスパーダはオーシャンS3着からの参戦と、ともに有力候補だというのだから感慨も深い。

Red  

そういえば、フェブラリーSも出走16頭のうち半数の8頭が7~8歳馬だった。十数年前の馬齢表記なら「8歳馬」「9歳馬」ということになるが、需要と供給のバランスはその当時から劇的に変化している。

先日の名古屋大賞典を勝ち、8歳にして重賞初勝利を果たしたダノンカモンや、やはり8歳にしてGⅠ初制覇を果たしたカンパニーらが示すように、今や7歳や8歳馬はどういう換算式を用いても年寄りではない。数字の持つイメージに振り回されると、馬券で痛い目に遭う。

Danon 

調教施設や医療技術、さらに飼料管理の進歩により、サラブレッドの競走寿命は格段に延びた。晩成の素質が開花していく上昇曲線が、加齢による能力減退の下降曲線を上回るようになれば、人間の方も待つことが可能になる。ダノンカモンの名古屋大賞典制覇などは、その典型であろう。

また、高齢馬は上がり目が少ない代わりに、極端な調子落ちもないとされる。体質さえしっかりしていれば、レースを使った反動は若駒より少ない。船橋所属のマズルブラストが、12歳を迎えてなおレースを走り、勝利を重ねている姿を見れば、なるほど納得させられるものがある。

Mazuru  

7歳や8歳になってもレースに出走できる馬が増えたのは、悪いことではあるまい。走らなくなれば、処分されることも珍しくはない世界。高齢馬の活躍は競馬に携わる人たちにとっての励みでもある。ちなみに海外の記録を紐解けば、18歳で勝った馬が5頭。22歳でレースを走った記録もある。マズルブラストが目指す先はまだまだ遠いか。高齢馬の活躍に喝采を送ろう。

 

 

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