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2014年2月19日 (水)

妖精の女王の息子なのに

ソチ五輪のTV中継を観ていて、スキーアルペンの「回転」という種目について話題となった。

くるくる回るわけでもないのに、なんで「回転」って言うんだ?

スキーで「回転」と言えばむしろエアリアル種目のイメージだよなぁ。

「回転」の英語表記は「slalom」である。もののサイトによれば、「slalom」を邦訳しようにも適当な日本語が無いことからこの種目の重要なポイントである「turn」を日本語に訳して「回転」としたそうだ。これが悲劇が始まり。その後「giant slalom」「super giant slalom」と種目が増えるたび、「大回転」とか「スーパー大回転」などと混迷の度合いは増している。

今ならそのまま「スラローム」でも良かろう。スキーノルディックのジャンプも「70m級」とか「90m級」という言葉は使わずに「ノーマルヒル」「ラージヒル」で浸透している。もし「スノーボード半筒」なんて種目名にされたら、競技をやめちゃう選手も出てきそうだ。

それにしても、外国語が氾濫する五輪を観ていると、競走馬名を連想することが少なくない。

アイスダンス(父ジェイドロバリー)は、あのラムタラの近親という良血。モーグル(父シェイディハイツ)にはテレマーク(父パルナシャン)という親戚がいる。トリプルアクセルという名を持つも2頭いた。ラージヒルジャンプ(父バブルガムフェロー)は障害4勝の名ジャンパー。名前の持つ不思議な力が働いたのかもしれない。

1995年のディアヌ賞とヴェルメイユ賞を勝ち、ローエングリンの母としても知られる名牝カーリング(Carling)は、五輪競技の「カーリング」からネーミングされたと思われがちだが、競技のカーリングの綴りは「curling」。石をコントロールするために回転(curl)をかけることから「curling」と呼ばれるようになった。一方、馬名の「Carling」は「妖精の女王」の意。まるで違う。なのにCarlingの息子であるエキストラエンドの馬名は、curlingに由来するというから面白い。

Extraend  

ソチ五輪16日のカーリング競技・日本対スイスは、最終10エンドを終えて7-7の同点。エキストラエンド(extra end)に突入する大激戦の末、日本が強豪スイスを破った。その翌日、代替開催の東京新聞杯を走ったエキストラエンドは惜しくも2着。そういえば、大雪でダート変更となった1995年の東京新聞杯で2着したのは、エアリアル(父リアルシャダイ)だった。

 

 

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コメント


〉《大雪でダート変更となった1995年の東京新聞杯で2着したのは、エアリアル(父リアルシャダイ)だった。》

…あっホントだ。
先に言ってくださいよぉ~(^_^;)。

投稿: さっさん | 2014年2月20日 (木) 22時23分

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