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2014年2月 2日 (日)

芝からダートへ

2月開催とは思えぬほど青々とした芝コースで行われている東京開催の2日目は、これまた寒中とは思えぬ暖かさに恵まれた。明日は節分。明後日は立春。冬の府中は、春を探す開催でもある。

Turf  

「芝」と言えば、今年の根岸Sの1番人気に推されているブライトラインは2年前のファルコンS優勝馬。2番人気ドリームバレンチノも函館スプリントSとシルクロードSと2つの芝重賞を勝っている。他にもノーザンリバーはアーリントンCを勝っているし、エーシントップに至っては芝重賞3勝の実績を誇る。説明の必要もないだろうが、今日の根岸Sはダートの重賞である。

昨年のJRA最優秀ダート馬・ベルシャザールを引き合いに出すまでもなく、芝で実績を積んだ馬がダート重賞に顔を出すことはもはや珍しいことではない。最近では競走馬の大半がダートOKの血統背景を持つこと。加えて、芝でも、ダートでも、そしてオールウェザーでも、コースを問わず常に最高のパフォーマンスを繰り出す馬こそ、真のチャンピオンだとする世界の潮流に沿った流れであろう。

出走16頭がこれまでに勝ったJRA重賞の内訳は、ダート9勝に対し芝7勝。ところが、レースを勝ったのはこれまで芝もダートも重賞を勝ったことのないゴールスキーであった。

Negishi  

ご存じゴールドアリュールの弟。それを思えば7歳にして初めてダート重賞を勝ったことが、むしろ遅いと感じられるかもしれない。とはいえ、芝1800mの新馬戦でフラガラッハとの追い比べを制してデビュー戦を飾ると、500万条件を1分34秒4(阪神)、1000万特別を1分32秒1(新潟)、1600万特別を1分33秒1(京都)と、異なるコースの芝マイル戦でいずれも楽勝してみせた。そして、重賞初挑戦のマイルチャンピオンシップを1分31秒8という快時計で3着したのだから、芝のトップマイラーを目指したのも無理はない。むしろ、よくダートに矛先を向けてきたものだと感心する。

実は、古馬になってから右前の球節が腫れやすくなり、休み休みでないとレースに使うことが難しくなってきた。海外の装蹄師に診てもらい、新しい装蹄方法で蹄の矯正を行なって球節にかかる負担を軽減しようと務めたが、それでも思うほどの効果は出ない。そこで、脚元への負担を軽減するために、やむなくダートに向かったという事情がある。むろん、血統的背景がその決断を後押ししたことは言うまでもない。

今回は3か月の休み明け。調教師は良化途上を強調していたが、それでも直線ではF.ベリー騎手の豪快なアクションに応えて力強く脚を伸ばしてゴールした。意外にも、ニキーヤの産駒としてはゴールドアリュール以来の重賞勝利。出走権を獲得したフェブラリーSで、レース史上初となる兄弟制覇を目指す。

 

 

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