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2014年2月 1日 (土)

吉原寛人騎手、活躍中

気がつけば2月。南関東では元日から昨日まで、川崎、船橋、浦和、大井、そして川崎と都合23日間の開催が行われたわけだが、今日の時点でのリーディングジョッキーは、誰だろうか?

昨年253勝で初の南関東リーディングジョッキーに輝いた御神本訓史騎手……ではない。それに次ぐ201勝をマークした真島大輔騎手……でもない。なんと金沢から期間限定騎乗中の吉原寛人騎手。1月の勝ち星29勝は、開催日数を軽く上回っている。

まあ、驚くのは吉原騎手に失礼かもしれないが、追いかける森泰斗騎手が25勝、それに続く御神本訓史騎手が24勝。両者とも決して悪い数字ではない。1か月間に29勝という数字そのものが凄いのである。

Yoshi2  

家族や親戚に競馬関係者がいたわけでもなく、馬券すら買う人はいなかったというから、吉原騎手の育った環境は競馬とは全く無縁だったと言っていい。ただ、「体の小ささを生かして手に職を」との思いは強くあったという。馬には乗ったことも実際に見たこともなかったのに、中学1年の終わり頃には騎手の道を志していた。

デビューの年にいきなり95勝。5年目からは7年連続で金沢の最多勝騎手に輝いた。海外遠征にも積極的で、ドバイゴールデンシャヒーンではアグネスジェダイに騎乗したこともある。そんな姿勢が認められたのか、南関東では社台グループの良血馬の手綱を任されることも多い。

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「スポットライトを浴びるのが好きだから騎手をしている」という目立ちたがり屋でもある。初日にいきなり2勝を挙げた2011年のWSJSを振り返れば、「注目の度合いが違う。あんなのを味わったらやめられない」と目を輝かせる。

それだけに大きな舞台への憧れも強い。地方所属騎手には珍しい海外遠征や、南関東での期間限定騎乗はそんな気持ちの表れでもある。更なる高みを目指すのはスポーツ選手としての本能。一時はJRA騎手免許取得を目指したこともあった。

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一方で「金沢に育ててもらった」という思いも人一倍強い。昨年金沢で開催されたJBCには、まるで金沢競馬の未来をも背負ったかのような、一種悲壮な覚悟で臨んでいた。金沢の現状を人一倍知る立場だからこその気概であろう。南関東での期間限定騎乗は今月いっぱい続く。目が離せない。

 

 

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コメント

お疲れ様です。昔から競馬紙上で彼の名前は存じ上げておりましたが…

たいへん興味深く読ませていただきました。

投稿: ステレオタイプ | 2014年2月 5日 (水) 17時53分

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