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2014年2月25日 (火)

20年連続ダービー出場へ

雪に祟られた1回東京開催は、東京新聞杯、クイーンC、共同通信杯の3重賞が平日実施という珍しい事態となった。しかも、そのすべてを蛯名正義騎手が勝ってしまったのだから珍事は重なる。そういえば、2008年の共同通信杯も雪のため平日に実施されたが、勝ったショウナンアルバの手綱を取っていたのはやはり蛯名騎手だった。

ホエールキャプチャ、フォーエバーモア、そしてイスラボニータ。いずれも春のGⅠ戦線での活躍が期待される内容だったが、中でも注目は休み明けを感じさせぬ走りで重賞連勝を果たしたイスラボニータであろう。

Isura  

上の写真は昨年10月いちょうS当時のもの。出世レースを勝って念願のオープン入りを果たした直後だというのに、この時陣営から聞こえてきた言葉は冷静そのものだった。

「やはりこういう競馬が合っているね」

「次は東スポ杯だな」

「勝っても負けても朝日杯は使わない」

「年が明けてもなるべく東京だけを使っていこう」

順調に使えることは重要な競走能力のひとつ。たとえディープインパクト級のポテンシャルを備えていても、年に一度も出走できないようでは話にならない。だから、あのとき陣営が描いた青写真通りの結果を残しているイスラボニータには、レースから受ける印象以上の強さを感じる。次走は皐月賞が明言されたが、もちろんターゲットはその次。手綱を取る蛯名騎手は「20年連続ダービー出場」の大記録が見えてきた。

昨年まで22回のダービー出場を数えながら、最高着順は2012年フェノーメノでの2着。だが関東のベテランに悲壮感はない。勝ち負けは運に左右されるが、出場回数は騎手としての技量がものを言う。ダービー4勝を誇る武豊騎手でさえ、連続出場が17回で途切れた時は物凄く悔しがった。怪我はもちろん、好不調の波があっても連続出場は途切れてしまう。1995年のホッカイルソーから絶え間なく続くダービー出場は、蛯名騎手にとって相当な誉れに違いあるまい。

1995derby  

高いパフォーマンスを安定して発揮できるという点において、イスラボニータと蛯名騎手には共通する強みがあるように思える。ダービーの勝者と敗者とを分かつのは多分に運。そろそろ運が転がってくる頃合いかもしれない。

 

 

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