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2014年2月15日 (土)

ぜんぶ雪のせいか?

昨日「ぜんぶ雪のせいだ」と書いたのは、JR東日本スキーツアー「JR SKISKI」のコピーのパロ。駅にベタベタとポスターが貼ってあるので、やたらと目に留まるのだけど、東日本以外の方にはいまいち伝わらなかったかもしれない。申し訳ありません。

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さて、2月9日の東京3歳未勝利戦に、知人の持ち馬が出走を予定していた。過去3戦すべて掲示板を確保しており、初勝利への期待もかかる。だが、あいにくその日は私の都合が悪く、競馬場に駆けつけることは叶わない状況だった。その3歳馬のレースは、これまで欠かさず現地で観戦してきただけに、残念な気持ちがなかったはずがない。

ところが大雪で開催は中止。代替開催は17日とのこである。17日なら観に行ける。正直「雪のせいでちょっとラッキー」と思った。そのときは。

ところがところが、おととい発表された確定出走馬を一瞥して、「あれ?」と声を挙げてしまったのである。その馬の名前が記載されていないではないか。

聞けばこういうことだ。掲示板を確保して優先出走権を確保した前走は1月13日。その優先権を使って2月9日のレースに投票して出走枠に入った。だが、そのレースは雪で中止。代わりの開催は17日だという。ところが、優先出走権の有効期間は「4節以内」。すなわち、17日の時点で優先権は失効しているというのである。

なんじゃそりゃ?

開催を中止せざるを得なかったのは雪のせいだとしても、節を跨いだ17日にその代替開催を設定したのは、まがりなりにもJRA自身ではないか。それで、こういうケースに常識的な対応ができないというのでは話にならない。

そう思って出馬表をあらためて見れば、17日東京2Rの新馬戦も9日の確定出走馬とはガラッと異なる顔ぶれになっている。

9日の時点では除外となっていたはずの、カフェココット、クアトロマエストロ、コイフブキ、タガノチェゴ、バトルポデリオ、ブランドエリート、マルクプレンヌ、モンサンアルビレオ、ラストダンサー、ラブリードレス、ワイルドデショの11頭が出走枠に入る一方、アマゾンバローズ、クリノミケーネ、デンコウビリオネア、トーセンスティング、ハイデッカーの5頭が抽選除外の憂き目を見た。除外されることが分かっているから、ハナから投票しなかった馬もいる。これを「出馬再投票とはそういうこと。ルール上は当然の結果」と堂々と言い切るJRAの感覚には、首をかしげるほかはない。

ルール云々ではない。常識的な感覚に従えば、9日のレースで出走確定していた馬がまずは優先されるべきであろう。それができないなら、普段から雪を想定したありとあらゆる手段を講じて、常に開催する努力をすべき。それが主催者としての責務だ。

表向きは「ぜんぶ雪のせいだ」とお天道様に責任を押しつけながら、裏では「代替でも馬券は売れる」と安易な中止へと走りがちな昨今。それでなくとも除外の多いこの季節。出走抽選にはみな神経を尖らせている。

そうこうするうち、明日の東京も中止が発表された。代替競馬は次節24日に出馬再投票の上で行うという。タケルマヤ、ヒカルマナムスメ、ラズライトブルー……。2週続けて出走枠に滑り込むことができた彼らだが、2週続けて開催中止の悲哀を味わう羽目になった。彼らが24日に出走できる保証はない。

 

 

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コメント


優先出走権が保証されないなら、『代替』開催とは言えないでしょう。

馬、馬主さん、厩舎関係者を、あまりにも愚弄した話だと思います。

288日開催死守ばかりに拘泥して、公正競馬は名ばかり。

『ぜんぶ雪のせい』にしてはいけない問題ですね。

投稿: さっさん | 2014年2月16日 (日) 07時07分

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