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2014年1月25日 (土)

常識はずれの一族

今日の京都メインは重賞の京都牝馬Sだったが、そのひとつ前に行われる若駒Sに注目された方も多かろう。トウカイテイオーやディープインパクトといった歴史的名馬が、ここをステップにダービーへの道を駆け上がった出世レース。人気に違わぬ強さを見せたトゥザワールドの展望も明るい。

Lincorn  

上の写真は2003年の若駒S。勝ったのはリンカーン。ついにGⅠには手が届かなかったが、若駒Sを勝ったこの時点ではクラシックの有力候補だった。

もちろん父はサンデーサイレンス。母グレースアドマイヤはトニービン産駒で、その母はバレークイーンという良血である。それで騎手が武豊なのだから人気にならぬわけがない。ダービー直前に喉頭蓋エントラップメントを発症していなければ、果たしてどうなっていたか。ひょっとしたらネオユニヴァースの2冠はなかったかもしれない。

リンカーンの叔父にあたるアンライバルドも2009年に若駒Sを勝っている。デビュー3戦目だった。ちなみに、その半兄ボーンキングが京成杯を勝ったのもデビュー3戦目。リンカーンの半弟ヴィクトリーも3戦目で若葉Sを勝っている。一族の筆頭格フサイチコンコルドに至っては、デビュー3戦目の日本ダービーでダンスインザダークを差し切ってしまった。

この一族、キャリアにも舞台の大きさにも関係なく、3戦目に突然強くなる血統的傾向でもあるのだろうか。バレークイーンの母サンプリンセスは1983年のデビュー3戦目の英オークスを12馬身差で独走しているが、この馬、なんとオークスまで未勝利だった。常識はずれも甚だしい。

今日の若駒Sの出走馬にバレークイーン一族はいなかったが、同じ京都の5レースの未勝利戦にリンカーンの半弟ブルーダイアモンドが出走していた。デビュー2戦目で12着。次走はいかなる人気であろうと俄然注目であろう。繰り返すが、この一族に常識は通用しない。

Grace  

バレークイーンは既にこの世を去っており、グレースアドマイヤ(※写真は1997年エリアべス女王杯出走時)も既に20歳。ブルーダイアモンドを出産した2011年にはディープインパクトを付けるも受胎せず、一昨年もハービンジャーを受胎しなかった。昨年もディープブリランテ、ワークフォースと立て続けにNG。もはやここまでかと、ダメモトでディープインパクトを付けてみたら、これが受胎したというから神様は気まぐれと言うほかない。高齢繁殖馬の産駒を嫌う人は多いが、バレークイーンは18歳でアンライバルドを産んだ。何度も言うが、この一族に関しては、常識の埒内で論じ切れぬものが多過ぎる。

 

 

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