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2014年1月22日 (水)

砂のシンデレラ

「メーデイアらしい競馬をしようと思って乗りました。本当に強い競馬ができてよかったです。昨年のこのレースからちょうど1年、メーデイアにはいろんなところに連れて行ってもらいましたし、いい思い出を残すことができました。この馬の主戦であったことを誇りに思います」

Tck1  

メーデイアとともにTCK女王盃連覇を果たした浜中俊騎手は、そう言って胸を張った。大井、船橋、川崎、大井、金沢、そして大井。各地の競馬場を転戦した牝馬限定ダートグレードでの1年間6戦全勝は、過去に例のない快挙であろう。ラヴェリータやミラクルレジェンドといったかつての女王でさえ、牝馬相手に負け知らずだったわけではない。

思えば、3歳4月のデビュー戦でタイムオーバーの屈辱を味わったことが嘘のようだ。勝ったミヤビヘレネから4秒6差の最下位で1か月間の出走停止を課せられている。初勝利はギリギリの3歳9月。昨年は1600万条件を勝ちきれない状況にありながら、それでもTCK女王盃の出走馬に選出される運もあった。

ほんのわずかな違いで、彼女の活躍は実現しなかったかもしれない。そう考えれば、我々は奇跡を目撃していたことになる。彼女はたった一年間だけ地方ダートグレードの世界に姿を現したシンデレラだった。

今やJRAリーディングの常連でもある浜中騎手だが、地方競馬への参戦は決して多い方ではない。大井競馬場での騎乗も昨年のこのレースが初めてだった。そんな浜中騎手のコメントの続きがなんとも嬉しい。

Tck2  

「たくさんの地方競馬場で負けずに走り、たくさんの経験をさせてもらえました。1年前のTCK女王盃からあっという間のシンデレラストーリー。地方のファンがスターホースにしてくれました。ありがとうございました」

 

 

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