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2014年1月 5日 (日)

荒れる金杯、荒れぬ金杯

今年も東西の金杯でJRA競馬が開幕。中山では5番人気オーシャンブルーが勝って、幸先よく2014年のスタートを切った。

1番人気ディサイファが3着に収まったから、3連単は5万円台の決着。ハンデ戦とすれば、まあ普通の配当。大波乱を期待した向きには、少々物足りなかったのではあるまいか。

近年の中山金杯は、比較的平穏な結末が続いている。今年を含めた近5年の1番人気馬の成績を列記すると、1着、1着、16着、3着、3着。ちなみに、一昨年の中山金杯で16着に敗れたのはアドマイヤコスモスだが、これはレース中に骨折していたのだから仕方がない。そんなアクシデントがありながら、レースは2番人気のフェデラリストがしっかりと勝った。「荒れる金杯」の格言は少しずつではあるが、重みを失いつつあるようにも感じる。

Kinpai  

金杯が荒れる原因のひとつは、正月を挟む変則日程とされてきた。通常の開催では、土曜日に出走する可能性のある馬は、水曜日に追い切られる。俗に言う木曜追いは日曜に出走することが確定的な馬だけ。追い日から中1日でレースを迎えることは、なるべくなら避けたい。

5日の金杯に出走するとなれば、理想の追い日は2日。だが、前日が元日のためトレセンは全休となる。全休明けに速い時計を出す厩舎は少ない。とはいえ翌3日に追い切ればレースまで中1日となってしまう。30日や大晦日に時計を出して、3日に流す程度に乗ることもあるが、それにしたところで手探り感は免れない。かくして金杯は荒れるというわけである。

だが、近年では変則開催は金杯だけに限らない。3連休の月曜開催があれば全休日は火曜日。土曜日に使う馬は、たとえ全休明けでも追わざるを得なくなる。そんな事情も後押しして、全休明けでも追い切りをする厩舎は珍しくはなくなった。

それだけの理由で金杯が堅くなったと言うつもりはないし、それが全てのファンに福音をもたらすかどうかは分からぬが、競馬としてはこれがあるべき姿であろう。

Kinpai2 

金杯の日程についてはいろいろな意見があるようだが、馬券を買う立場からすれば、私は5日がちょうどよいと感じる。売り上げアップを目論んで元日の全休日を取りやめてまで4日の実施に踏み切った2009年の中山金杯は、売り上げアップどころか前年比11.6%減という悲惨な結果に終わった。早ければ良いというものでもない。我々にも心の準備というものがある。

年末から繰り返し書いていることだが、長年馬券を買い続けたファンの体に染みついた暦感は、簡単に変えられるものではない。ついでに書けば、一年のスタートがハズレからとなるのも毎年のこと。嗚呼。

 

 

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