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2014年1月23日 (木)

クラシックへの静かな思い

昨日の大井10レースは3歳馬によるゆきやなぎ特別。

過去の優勝馬に、モエレラッキー(クラウンC、報知グランプリC)やスターオブジェンヌ(トゥインクルレディー賞)といった重賞ウイナーが顔を並べる出世レースを制したのは、高野誠毅騎手のスマイルピースだった。持ったままの6馬身差を見れば、彼もまた重賞に手が届く素質の持ち主であることがわかる。

Smile  

「ゆきやなぎ」は、柳のようなしなやかな枝に雪のような白い花をびっしりと咲かせるバラ科の低木。その語感から、真冬のこの季節に咲くイメージを抱きかねないが、実際には3月末から4月にかけて見ごろを迎える春の花。新緑に映える白色の花との調和が美しい。それにしても、前日に行われた桃花賞といい、大井競馬場の春を先取りする姿勢には目を見張るものがある。

ちなみに、JRAのゆきやなぎ賞は3月上旬に行われている。過去の勝ち馬にはのちにさつき賞を勝つテイエムオペラオーの名前も。ゆきやなぎが見頃を迎えるのはちょうど皐月賞のあたりだから、「先取り感」としてはこれくらいが妥当であろう。

Yuki  

ゆきやなぎの花言葉は「愛らしさ」。つい先月まで2歳馬だったスマイルピースには、たしかにまだ仔馬のごとき愛らしさも漂う。とはいえその勝ち時計は古馬重賞に匹敵する1分41秒8。愛らしい仔馬がおいそれと出せる時計ではない。

スマイルピースはデビュー戦であのプレイアンドリアルの2着した実績を持つが、ここまで7戦して重賞は未出走。高野誠毅騎手はデビュー10年ながら未だ重賞勝利がない。決して目立つ存在ではないこのコンビが、息をひそめてクラシック制覇を狙っている。そういえば、ゆきやなぎには「静かな思い」という花言葉もあった。ゆきやなぎが満開になる頃には、クラシックの主役になっているかもしれない。

 

 

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