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2014年1月18日 (土)

カムバック

中山と京都のそれぞれで行われる予定だった障害戦2鞍の出走馬が、騎手不在のため取消になるという珍事から1年。今日の中京競馬場では、未勝利とオープンの2つの障害戦が行われた。昨年の顛末については、小ブログ2013年1月31日付「騎手が足りない!」に詳しい。

異なる2場で障害戦を組めば出走頭数の分だけ騎手が必要だが、それを1場で行えば騎手は少なくて済む。実際、今日の中京4Rの障害未勝利は14頭立てで、5Rの障害オープンは12頭立て。合計26頭が障害のゲートに入ったが、両レースに騎乗した騎手は19人に過ぎない。これなら、不測の乗り替わりという事態にも対応可能だ。

障害レースに乗る騎手の多くは20~30歳代の若手。中には体重の問題を抱えている人もいるだろうけど、騎乗機会を求めて障害戦にやってくるケースが多い。

言うまでもなく障害は危険を伴う。骨折程度は日常茶飯事。その分、平地に比べれば競争は少ないから良い馬に巡り合うチャンスも増えるし、騎乗料や進上金も高い。それでも数年前に実施された厩舎制度改革により、障害を支えてきた若手騎手たちの引退が相次いだ。第三場での集中施行により、障害レースを見る機会が減ったことに一抹の寂しさは禁じ得ないが、騎手が足りないのでは仕方ない。

Chase1  

そんな折、自宅に届いた年賀状に目が留まった。

差出人は美浦・斎藤誠厩舎の調教助手。匿名にしても分かっちゃうから名前を書くけど、元ジョッキーの柴田未崎君。1996年のデビュー以来通算82勝を積み重ねたが、2011年3月末をもって引退し、現在は調教助手を務めている。ところが、昨年秋のJRA騎手試験の1次試験を受験し、見事合格を果たして話題となった。今は、騎手復帰へ向けての最終関門、2次試験に向けて鋭意準備中だという。

年賀状に書かれた手書きの文面は例年に比べずいぶんと長かった。内容を紹介するわけにはいくまいが、その一文字一文字に彼の決意のほどが伝わってくる。もちろん双子の兄・柴田大知騎手の活躍が刺激になっていることは想像に難しくない。理由は何であれ、デビュー当時から注目してきた騎手が、再びターフに戻ってくる。私にとってこれほどうれしいことはない。

昨年、米国ではゲイリー・スティーヴンスが2度目の騎手復帰を果たし、50歳となった11月にはBCクラシックとディスタフを制するという離れ業を演じて見せた。さすがにそこまでの期待はしないが、復帰戦が今から楽しみ。再来週に行われる2次試験の無事通過を願うばかりだ。

 

 

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