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2014年1月 4日 (土)

ビアホールのメンチカツ

しつこく揚げ物の話を続ける。いいかげん胃もたれ気味だという方は、どうか読み飛ばしてください。

新橋の『ビアライゼ98』は、日本一の生ビールを飲ませてくれると評判のビアホール。TVや雑誌に紹介されたことも一度や二度ではない。夜はいつも常連たちで賑わう。

Bierreise  

マスターの松尾光平氏は、かつて日本橋にあった伝説のビアホール『灘コロンビア』のビール注ぎ名人・故新井徳司氏の唯一の愛弟子。『灘コロンビア』から受け継いだ旧式サーバーで注がれたビールの泡は、クリームのようにきめ細やかで滑らか。昔ながらの氷を用いた、いわば自然の温度管理と炭酸ガスを用いないことで、何杯飲んでも胃にたまらないビールが注がれていく。グイっと喉に流し込めば、芳醇な麦芽の香りとビール本来の甘みが沸き立つ。「ビールとは、こんなに美味いものだったのか」。初めての客はたいてい驚くという。

Menchi1  

そんなビールに合わせる人気のつまみは写真の「メンチカツ」。

レモンのようにコロッとした独特の形だが、素材はシンプルそのもの。牛ひき肉と粗みじんのタマネギだけ。旨味を引き出すため、練ったタネを2日間寝かせているという。さらに、自家製のデミグラスソース。小麦粉をバターで炒め、香味野菜を加えてじっくり煮込んだもので、ほのかに感じる苦味が逆に清々しい。じゅわーっと広がるメンチカツの甘みを引き立て、思わずビールが進んでしまう。

Menchi2  

これだけの逸品が白いご飯に合わぬはずがない。なので、水、木、金のランチ営業は貴重だ。ランチタイムは、メンチカツやチキンカツといったメインプレートをオーダーした上で、ご飯、味噌汁に様々な惣菜をブッフェスタイルで取るシステム。この日は、ゴボウの天ぷら、ウインナー、シュウマイ、などなど。

Lunch2  

これだけで白飯一杯は楽勝。おかわりをよそって戻ってくると、ちょうどメンチカツがテーブルに届いた。シューシューという小気味の良い音が立つ衣に、たっぷりのデミグラスソースがかけられたメンチカツはまさに揚げたて。ナイフで切れ目を入れれば溢れ出る出る熱々の肉汁。これでまた白飯一杯完食。カリッと揚がった厚めの衣にとデミグラスソースで、さらにもう一杯。これは太る。ヤバい。

それでもヨーグルトを取ってしまうあたりが、貧乏性の悲しい性(さが)であろう。ちなみにヨーグルトはなくなるのが早いから、欲しい人は早い時間に行った方がよい。

 

 

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コメント

コメントありがとうございます。
競馬の話が続くこともありますが、今後もおつきあいください。

投稿: 店主 | 2014年1月 6日 (月) 20時55分


仕事帰りに、元旦から4日までのエントリーを一気に拝読しました。お腹がグーグー鳴ってます(^_^;)
大阪ではビフカツも、洋食屋では普通にメニューにありますが、やはりカツカレーが一番しっくりくるかなあ。

毎日のエントリーは、これだけの内容ですから大変かとは存じますが、今年も美味しい楽しいお話をよろしくお願いしますm(_ _)m

投稿: さっさん | 2014年1月 5日 (日) 22時00分

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