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2013年12月13日 (金)

苦労人メイショウパーシー

一昨日の浦和・ゴールドカップで1番人気に推されたメイショウパーシーは、デビュー23戦目にして重賞初出走という苦労馬。その名から想像されるように、元はと言えばJRA所属馬だが、実際JRAでは3歳夏に2戦しただけ。しかもいずれのレースでも二桁着順に沈んだ。したがって獲得賞金はゼロ。そういう意味では、同じゴールドカップで2番人気のジョーメテオや4番人気サイオンのような、JRAのオープンや準オープンからの移籍組とは立場が大きく異なる。

Meisho  

JRAを2戦で追われたメイショウパーシーは金沢に移籍。9月に移籍初戦を迎えた。そこでいきなり5馬身差の圧勝である。とはいえその賞金は16万円に過ぎない。同じ頃、まだJRAに所属していたサイオンはエルムSで5着に敗れているが、それでも350万円の賞金を獲得している。かように、両者の置かれた立場には比較にならないほどの差があった。

その後の彼は毎月2戦のハイペースでレースに臨み、3か月の間に6勝をマーク。トータル99万円を獲得して12月には名古屋へと移籍した。ちなみにこの12月には、当時JRA所属だったジョーメテオが摩耶Sに出走して2着に敗れるも、賞金689万円を獲得している。

メイショウパーシーは名古屋で4戦2勝。44万円の賞金を積み増して、ついに南関東・川崎への移籍を果たす。

そこからの彼の活躍は見事というほかはない。4月からの7か月間で9戦6勝2着が2回。堅実に賞金を積み重ね、ついに重賞レースの舞台にまで辿り着いた。そこで待っていたのはジョーメテオとサイオン。1年前には雲の上の存在だった2頭にほかならない。

逃げて結果を残してきたメイショウパーシーは、このゴールドカップでも迷わずハナへ。向こう正面でサイオンに交わされても、2番手のまま踏ん張り続けている。それをまとめて捲ったのはジョーメテオ。そのまま直線でもリードを広げて、嬉しい初タイトルを手にした。

Joh  

メイショウパーシーは7着。持ち時計の比較ならもう少し上でも良かったが、これがいわゆる格の差か。とはいえ、ジョーメテオやサイオンを差し置いて1番人気に推されたことそれ自体が、まずは彼にとっての誉れであろう。巻き返しを期待したい。

 

 

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