« 京成うどん2杯ステークス | トップページ | 【訃報】イソノルーブル »

2013年12月 8日 (日)

がんばれ日本のスプリンター

日本時間15時05分発走の香港ヴァーズでアスカクリチャンが大きく負け、その15分後には中山のカペラSで1番人気に推されたスイートジュエリーが、まるでいいところがないまま9着に敗れた。アスカクリチャンの須貝調教師も、スイートジュエリーの安田調教師も、僅かなりとも落胆したに違いない。

だが、その20分後。まず、須貝調教師が管理するレッドリヴェールが阪神ジュベナイルフィリーズを勝つと、そのわずか5分後には、安田調教師のロードカナロアが香港スプリントを圧勝。一転して歓喜の結末となった。

それにしてもロードカナロアの5馬身という着差には驚く。

スプリント戦に接戦が多いのは言うまでもない。もちろん(芝1200mとなってからの)香港スプリントの最大着差。それが連覇で、しかも引退レースでのパフォーマンスとなれば、ただただ賞賛の拍手を送るくらいしかできない。あるいはロードカナロア自身が、これを引退レースと分かっていたのではあるまいか。

日本馬の香港スプリント初挑戦は2001年。スプリンターズSや高松宮記念の優勝馬を中心に13頭の韋駄天たちが沙田の馬場に挑んできたが、ことごとく敗れ続けてきた。サイレントウィットネスやテイクオーバーターゲットといった香港や豪州の馬が日本のスプリンターズSを勝っているのに、日本を代表する短距離馬を続々と送り込みながらカレンチャンの5着が最高という結果を見れば、日本のスプリンターのレベル低下を危惧する声が上がったのも無理はない。

決定的だったのは2010年のスプリンターズS。香港でも無名の8歳馬ウルトラファンタジーに、アッサリと逃げ切りを許してしまったあの年である。GⅠ昇格前も含めたスプリンターズS47回の歴史の中で、8歳馬の優勝はこの一度きりしかない。さすがにこの年の暮れに香港スプリントに遠征する日本馬はいなかった。日本産で日本調教馬・ロードカナロアの香港スプリント連覇は、そんなモヤモヤをすべて吹き飛ばしてくれたという点においても大きな意味を持つ。

Kanaroa

とはいえ、活躍がロードカナロア一頭にとどまるようではレベルも何もない。異なる馬での継続が大事なことはいうまでもないが、世代交代はうまく進むだろうか。ハクサンムーン以外に有力馬が見つからない現状に若干気を揉む。現3歳世代に古馬相手の1200m重賞を勝った馬がいないのである。ロードカナロアもハクサンムーンも、3歳時に既に古馬相手に1200m重賞を勝っていた。

 

 

|

« 京成うどん2杯ステークス | トップページ | 【訃報】イソノルーブル »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 京成うどん2杯ステークス | トップページ | 【訃報】イソノルーブル »