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2013年12月14日 (土)

砂と魔女

GⅠ当日の競馬場のレストランは長蛇の列なので、最近は専らサンドイッチ。うちの最寄り駅の前にサンドイッチの専門店があるので、そこで大量に仕入れて競馬場に持っていって馬主席のみんなに配って食べる。そんなことをしても場内のレストランで食べるより安いし、何より片手で食べられるのが良い。双眼鏡、出馬表、赤ペン、ビール、……等々。とかく競馬場では手が塞がりがちだ。

Sand  

それなのに、競馬場にサンドイッチ専門店が無いのは少々残念な気もする。ハンバーガーショップがあるにはあるが、口の周りや手を汚さぬように配慮しつつ、片手でハンバーガーを食べるのは実は案外難しい。あの忌まわしき包み紙がどうしても邪魔をする。

「サンドイッチ」が生まれたのは1762年の英国とされるから、近代競馬の誕生とほぼ同じ。ジョッキークラブがロンドンのスター・アンド・ガーターにて結成されたのが1750年前後。エクリプス誕生が1764年のことである。

その名前の由来はあまりに有名。英国南東部ケント州の港町サンドウィッチを所領としており、また無類のギャンブル好きでもあったジョン・モンタギュー伯爵が、大好きなカードゲームをしながら食事が出来るよう、パンの間に塩漬けにした牛肉を挟むよう注文したのが始まりとされている。

だが、これには異論もある。モンタギュー伯爵は当時大英帝国の中でも要職中の要職、海軍大臣を務めていた。海洋探検家キャプテン・クックを送り出したことでも知られる。ギャンブルに興じる暇などあったはずがない。あまりの多忙さ故に食事をする暇もなかったので作らせたに違いない   と主張するのは、当代のモンタギュー伯爵だが、これは眉唾であろう。

しかし別なところから、「砂(サンド)」と「魔女(ウィッチ)」以外ならなんでも挟んで食べられるからこの名が付いたとする説も湧いている。「砂と魔女」って、なんだかホクトベガみたいだけど、まあ、我々は食べて美味しければそれで文句はない。

中山競馬場に隣接する北方十字路交差点から、駐車場と厩舎地区に挟まれた細い道を京成中山駅方面に向かって10分ほど歩くと、途中右手に『コンコルド』というパン屋さんがある。ごく普通の街のパン屋なのだが、ここのサンドイッチが美味い。かつて野平祐二邸を訪れた帰途、京成中山までの長い道のりを、ここのサンドイッチを囓りながらよく歩いた。

Korokke  

おすすめはコロッケサンド。十勝産ジャガイモとバターたっぷりのコロッケは甘くクリーミーで、さわやかな風味のソースと相まって分厚いパンに負けない存在感を醸し出している。聞けば最近改装して、広く奇麗になったんだそうだ。以前は、昭和のパン屋丸出しの外観だったんですけどね(笑) ともかく明日のお昼は『コンコルド』で仕入れてみようか。

 

 

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コメント

若宮店は売り切れだったので中山店まで歩いて、残りひとつをゲットしましたgood
バターの甘さが利いていて、食べ応え充分のコロッケサンドでしたdelicious

投稿: ギムレット | 2013年12月15日 (日) 23時35分

おっしゃる通りですbread
でも今日は電車が遅れて立ち寄る暇がありませんでした。こうなると有馬の帰りですね。有馬の帰りは下総中山までひたすら歩くのですが、ちょうど良い栄養補給ポイントになります。

投稿: 店主 | 2013年12月15日 (日) 18時27分

コンコルド若宮店ですよね?
時々寄っていますが、コロッケサンドは食べたことがなかったです。
今日の帰りに買ってみますねhappy01

投稿: ギムレット | 2013年12月15日 (日) 10時06分

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