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2013年12月 6日 (金)

10歳の引退

先日のステイヤーズSで11着だったマイネルキッツと12着のネヴァブションが、揃って引退との報道がなされている。ともに2003年生まれの同期生。3歳春にはクラシックを目指して凌ぎを削り、古馬となってからも長くライバル関係にあった。

2頭の直接対決は合計14回。着順だけの比較ならマイネルキッツが10勝4敗と圧倒しているが、勝ってナンボの競馬だから、11着と12着の比較など無意味。そういう意味では、「両者の直接対決はそれぞれ2勝ずつ」と評するべきであろう。それがGⅠとGⅡなのだから、お互いレベルの高いライバル同士だった。

Kids  

マイネルキッツと言えば、2006&07年の恵庭岳特別連覇の印象が強い。ローカルの500万条件で四苦八苦していた馬が、まさかその2年後に京都で大輪の花を咲かせることになろうとは。いやはや、これだから競馬は面白い。

08年まではローカルの2000mを中心に使われてきたのが、09年に入って突然距離を伸ばてきたのは、ネヴァブションやアルナスラインあたりが幅を利かせる長距離戦線の方が「組み易し」と判断したためだろうと勝手に思っていた。だが、その後のマイネルキッツのステイヤーとしての活躍ぶりを見れば、なんと浅はかな考えだったことか。実際には、主戦の松岡騎手の進言もあったと聞くが、その慧眼には恐れ入る。

ともあれ、09年になるとマイネルキッツとネヴァブションは、再び同じレースで対戦するようになる。だが、実はネヴァブションの方も度重なる骨折のため、のべ3年以上にも及ぶ休養を強いられていた。今も彼の脚にはボルトが埋まっている。

特に3度目の骨折は全治1年以上の重症だった。当時すでに8歳。一度は「引退」との報道も流れたのも無理はない。だが、たまたまその場にいた獣医師の手で、その日のうちに手術をすることができた。現役続行を掴み取ったのは、彼の類稀な強運による。

Nava 

冒頭の写真はマイネルキッツが勝った2006年札幌の恵庭岳特別。その10分後に行われた、中山の九十九里特別を勝ったのはネヴァブションだった。14回の直接対決以外にも、実は「同日のレース出走」というケースが3度もある。そういうことを踏まえれば、両馬が同じレースで引退することは決して「奇縁」などではなく、「必然」であったと思うのである。

 

 

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コメント

コメントありがとうございます。トウカイトリックは自身7度目の万葉S出走を目指しているようですね。2度勝っているレースですから楽しみですhappy01

投稿: 店主 | 2013年12月 7日 (土) 11時54分

いつも楽しく拝見しております。両馬の最後のレースとなったステイヤーズS、WINS梅田で見届けました。3位入線のトウカイトリック共々ご苦労様と申し上げます。

両馬の関係者の皆様にも心から感謝です。

トウカイトリック号も引退の日まで無事に走って欲しいものです。

投稿: ステレオタイプ | 2013年12月 7日 (土) 10時46分

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