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2013年12月 4日 (水)

牝馬のブリーダーズゴールドC

NAR(地方競馬全国協会)は2日、日本グレード格付け管理委員会において、来年度のダートグレード競走の格付が承認されたことを発表した。

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注目すべきは、スポーツ紙などでも報じられているようにブリーダーズゴールドカップが牝馬限定戦となり、JpnⅡからJpnⅢに格下げされる点であろう。地方・中央交流重賞の草分け的存在であり、ホッカイドウ競馬では唯一のJpnⅡを誇った伝統の重賞が、来年から大きく変わることに対しては感慨を禁じ得ない。

カミノクレッセ、カリブソング、ライブリマウント。レース創世期の勝ち馬たちは、まさに「ダートの鬼」と呼ぶに相応しい面々。さらにウイングアローが2000年、01年と連覇を果たすと、その後もイングランディーレ、タイムパラドックス、スマートファルコンと、チャンピオンホースたちが優勝を重ねた。

チャンピオンホースの優勝それ自体はレースの格を裏付けるものだから、一概に悪い話ではない。だが、いかんせんJRAからの遠征馬が強過ぎた。GⅡ(JpnⅡ)に格付けされた97年以降、地元道営所属馬が馬券に絡んだのは、オースミダイナーとジンクライシスの2頭のみ。ここ数年は、地元のオープン馬も出走に及び腰になり、ついに昨年には地元道営からの出走馬がゼロという衝撃的な事態にまで及んでいる。このときはJRA所属馬5頭と浦和所属馬1頭の合計6頭立てでレースは行われた。文字通りの「馬場貸し」を、地元道営競馬の関係者は、いったいどういう思いで見つめたのだろうか。

そういう意味でも、ブリーダーズゴールドカップの改革は急務とされていた。自前のレースが高い格付を得ることは主催者として誉れに違いあるまいが、身の丈に合わぬ格付は手に余る。地元の馬が勝負にならなければファンの興味も薄れるし、格付が高いほど賞金負担も厳しい。

また、スパーキングレディカップからレディスプレリュードを経てJBCレディスクラシックへと繋がる古馬牝馬のダート路線において、スパーキングレディカップとレディスプレリュードとの間に、牝馬限定の重賞が無かったのも事実。ブリーダーズゴールドカップの牝馬限定化は、この空白を埋めるという意味でも貴重な存在になる。過去の栄光を知る身には切ないが、ブリーダーズゴールドカップの改革は、もはや避けて通れぬ。勇気ある決断だと支持したい。

課題は、地元の有力馬をどれくらい揃えることができるか。ショウリダバンザイという女王がいるとはいえ、ホッカイドウ競馬の牝馬限定の古馬重賞は、現時点でノースクイーンカップひとつしかない。古馬牝馬の番組を充実させて、牝馬の層を厚くすることが新生・ブリーダーズゴールドカップ成功への近道。やるからには、牝馬の関係者なら誰もが目指すようなタイトルになって欲しい。

 

 

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