« 中央と地方の狭間で | トップページ | 再び褒賞金 »

2013年11月21日 (木)

褒賞金

昨日発表された来年のJRA番組概要では、JCダートから衣替えするチャンピオンズカップの1着賞金が9400万円とされてた。今年のJCダートの1着賞金は1億3000万円だから、実に3600万円もの減額。「日本調教馬を中心としたダート最高峰競走としての位置付けを明確にする」と謳っていたはずなのに、これではフェブラリーSと変わらないではないか。

   と思ったら、過去1年の国内ダートGⅠ(もちろん地方のダートグレードJpnⅠも含む)競走の優勝馬が1着になった場合、5000万円の褒賞金が出されるという。本賞金と合わせれば1億4400万円。これは、JC、有馬記念、日本ダービーに次ぐ金額。これなら最高峰と呼ぶに相応しかろう。

ところが、実際に「過去1年の国内ダートGⅠ優勝馬」がJCダートを勝った例は以外にも少なくて、13回行われたJCダートのうち該当するのは半数以下の5回。JBC、JCダート、東京大賞典、川崎記念、フェブラリーSとGⅠ日程がやや過密気味のこの路線の中にあって、JCダートをスキップする馬も珍しくはない。

とはいえ、褒賞金の有資格者なら、来年以降はチャンピオンズCを積極的に狙いたくなるのではあるまいか。来年のチャンピオンズCは12月7日。そこから中2週となる東京大賞典への影響が今から気になる。

Jcdirt  

もうひとつ気になるのは、有馬記念に特別出走奨励金が交付されるという項目。GⅠ3着以内、もしくは重賞勝ち馬で、ファン投票10位以内に選出されて出走した場合、ファン投票の順位により500万~2000万円が交付されるというものだ。

もともと有馬記念には、当該年度のGⅠ優勝馬が1着になった場合に3000万~5000万円の褒賞金が交付される制度がある。だがこの条件では、仮に今年の有馬でオルフェーヴルやジェンティルドンナが優勝しても、褒賞の対象とはならない。

そんなケースに対応するのが今回の特別出走奨励金。注目すべきは、ファン投票順位によって金額に色を付けたことだろう。上位になればなるほど奨励金はアップするから、出走へのインセンティブも高まる。形骸化が叫ばれて久しいファン投票も、その順位に意味を持たせることで、ファンの参加意識も高まる可能性がある。

ただし、出るだけで5着賞金と同じ2000万円がもらえるとなると、出走そのものにインセンティブが傾いて、肝心な勝利に向かない恐れもある。出走するけど、無理はしたくない   そんな馬の見極めが、今後は必要になるかもしれない。

 

 

|

« 中央と地方の狭間で | トップページ | 再び褒賞金 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 中央と地方の狭間で | トップページ | 再び褒賞金 »