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2013年11月17日 (日)

霜月Sを勝った3歳馬

福島記念とマイルチャンピオンシップとの谷間にひっそりと行われた東京の霜月Sは、ダート1400mのオープン特別。兵庫チャンピオンシップを6馬身差で逃げ切ったコパノリッキーと、重賞3勝のエーシントップの3歳馬2頭が人気を分けていた。

だがこのレース、3歳馬が苦戦するレースでもある。オープン特別となった1998年以降、女傑ファストフレンドや、今や人気種牡馬のサウスヴィグラスといった面々が勝ち馬に名を連ねているものの、3歳馬の勝利は一度しかない。2歳から3歳限定のレースで格付け上はオープンとなっても、500万、1000万、1600万を着実に勝ち上がってきた古馬に分があることは我々も肌で感じている。ましてや、初ダートとなるエーシントップには、一抹どころではない不安もつきまとう。単勝オッズ4倍の2番人気という微妙な数字が、ファンの心理を反映しているようだ。

Ashin  

とはいえ、ヴァーミリアンも、カネヒキリも、エスポワールシチーも、ゴールドアリュールも、ブルーコンコルドも、メイショウボーラーも、トランセンドも、芝から出発したダートチャンピオンは、最初はみんな疑われた。彼らですら初めてダート戦は、ことごとく1番人気を他馬に譲っていたのである。

ヴァーミリアンが初めてのダートで勝利を挙げた2005年のエニフSは、単勝で1080円もつけたし、カネヒキリに至っては、初ダートの一戦で単勝5950円の大波乱を演出している。見る目がないと言われればそれまで。初ダート組に死角を唱えるのも予想のうちだが、ダートがプラスとなる馬がいるはずだと推理する心も忘れぬようにしたい。

ともあれエーシントップは初めてのダートを克服して、見事優勝を果たした。ダートに実績を誇るテイルオブザキャットを父に持ち、母の父アンブライドルズソングはラヴェリータの父としても知られる。しかも芝では最後のツメが甘いところを見せていた同馬のことだから、結果的にダートは大歓迎だったということになろう。

Blue  

先ほども書いたが、過去に3歳馬が霜月Sを勝ったことは一度しかない。しかもその馬も、2歳時に京王杯2歳Sを勝ちながらその後芝で結果を残せず、スワンSの大敗を契機にダートへ活路を求めてきたのである。エーシントップの戦績とダブるその馬の名前はブルーコンコルド。後に刻まれる彼のGⅠ級レース7勝の軌跡は、実は3歳秋の霜月S優勝から始まっていた。ちなみに当時は6番人気での勝利。エーシントップにとっては、励みとなるに違いない。

 

 

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