« 昨日の友は今日の敵 | トップページ | 重賞をひとつ勝ったくらいでは »

2013年10月28日 (月)

種牡馬ナイキアディライト

昨日の東京8Rのくるみ賞は、過去の勝ち馬にスーパーホーネットやピンクカメオが名を連ねる出世レース。トウケイヘイローがレコードで逃げ切った一昨年のレースも、まだ記憶に新しい。

Pink  

そして今年は9番人気のマイネルディアベルが逃げ切り勝ちを収めた。この日の芝コースは内ラチ沿いが絶好の状態。好発から逃げの手に打って出たことは、メンディザバル騎手の好判断であろう。

Kurumi2  

父・ナイキアディライトは2003年の東京ダービーを制し、12もの重賞を勝った南関東近年屈指の名馬だが、東京ダービー馬が種牡馬入りし、その産駒がJRAの特別レースを勝ったとなると、最近では例を探すことが難しい。1998年の札幌日経オープンを勝ったスノーエンデバー以来ではないか。スノーエンデバーの父キングハイセイコーは1984年の東京ダービー馬。そもそも、東京ダービー馬が種牡馬入りすることすら稀な出来事なのだから、産駒の活躍が珍しいのは極めて当然だ。

Naiki1  

マイネルディアベルの母ムービースクリーンは、トニービンの産駒でムービースターの近親。社台レースホースの募集にかかった期待馬であった。だが、競走生活は1勝のみに終わる。追分ファームで繁殖入りし、途中から丸善橋本牧場に移ったりもしたが、その配合相手はダンスインザダークの4回を筆頭に、アグネスタキオンやフジキセキなど一貫して社台スタリオン繋養種牡馬が選ばれてきた。

そんな肌馬に突然ナイキアディライトが配合されたから「あれ?」と思った人もいたのではあるまいか。実はムービースクリーンは、2011年から丸善橋本牧場の御子息が経営するハシモトファームに移されていたのである。ハシモトファームといえばナイキアディライトの生産牧場。種牡馬ナイキアディライトは、その数奇な巡り合わせに感謝すべきなのであろう。

Naiki2_2  

昨年のサマーセールで360万円で取引されたマイネルディアベルだが、それからわずか1年あまりで1700万円を稼ぎ出した。これこそが競馬の面白さ。東京ダービー馬の産駒が活躍すれば、ファンや馬主が南関東を見る目もまた違ったものになる。マイネルディアベルの今後にぜひとも注目していただきたい。

 

 

|

« 昨日の友は今日の敵 | トップページ | 重賞をひとつ勝ったくらいでは »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 昨日の友は今日の敵 | トップページ | 重賞をひとつ勝ったくらいでは »