« ブリーダーズゴールドJr.カップの2着馬が | トップページ | 馬も肥えぬ暑い秋 »

2013年10月11日 (金)

辛味と痺れの狭間で

川崎競馬場内の食堂『らーめん坊』は、競馬場の食堂にしてはメニューの豊富さとレベルの高さで評判の一軒。特に麻婆豆腐がなかなか美味い   ということは、このブログの元日付「らーめん坊@川崎競馬場」に書いた。

Dsc_0629  

麻婆豆腐が美味いということは、坦々麺も美味いに違いない。というわけで、鎌倉記念当日の夕食はここに決定。そしたら、私の前で食券を買うオジさんも、坦々麺とビールを注文しているではないか。これは期待ができそうだ。

Dsc_0632 

カウンターに座って待つこと5分。出てきた一杯がこちら。

Dsc_0630  

ショーケースのサンプルと全然違う!などと野暮を言ってはいけない(笑)。常に進化を続ける一杯だからこその差異ではあるまいか。すなわち、たゆまざる努力の証。そう思わなければ、競馬場で食事なんかできない。なーんて言いつつも、まあずいぶんと違いますね(笑)

具材はニラと刻んだザーサイ、それとひき肉。ラー油で真っ赤に染まったスープと一緒にすすると、たちまち汗が噴き出てくる。四川料理店の坦々麺というよりは、勝浦タンタンメンに近い。後から入店してきたお客さんも、坦々麺を注文していたから、これはこれで良いのであろう。

名物の焼きそばもそうだが、川崎のファンは辛いモノが大好き。来月のロジータ記念に始まり、全日本2歳優駿、正月開催、川崎記念、そしてエンプレス杯と、川崎競馬はこれから冬にかけてハイライトを迎える。寒い中の観戦が続けば、辛い食べ物で身体を温めたくなるのは道理。勝浦タンタンメンも、もとは海で身体が冷え切った海女さんが、好んで辛いラーメンを食べたのが始まりだと聞く。

しかし、本物の坦々麺には痛いような辛さだけでなく、痺れる辛さも必要。川崎競馬場から川崎駅方面に向かって徒歩7、8分ほどの距離にある『松の樹』は、TBS「チューボーですよ」にも“街の巨匠”としてしばしば登場する四川料理の名店。やはり麻婆豆腐が有名だが「正宗担々麺」が絶品。840円でこれが食べられる幸せをかみしめたい。

Matu  

前にも書いけど、本来坦々麺に汁はない。麺を担いで売り歩いたから「坦々麺」。担ぎ歩く以上、汁がこぼれるようでは話にならない。それで、汁なしで食べられるよう、工夫された味付けがなされているのである。たっぷりの汁に麺が浸っているスタイルは、日本風にアレンジされたものだ。

舌を刺激する唐辛子のコク深い辛みを楽しみながら、ひとくち、ふたくちと箸を運ぶ。と、突然、ビリビリとした痺れが口の中を襲ってきた。四川省から仕入れているという山椒は、鰻に振りかける日本産とは違って痺れ方も強烈至極。この辛みと痺れのコンビネーションが癖になる。

真っ赤なスープの坦々麺も、汁なしの坦々麺も、これからの季節ますます美味しくなる。この川崎開催は今日で終わり。次開催はローレル賞とロジータ記念の重賞二本立て。お楽しみに。

 

 

|

« ブリーダーズゴールドJr.カップの2着馬が | トップページ | 馬も肥えぬ暑い秋 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ブリーダーズゴールドJr.カップの2着馬が | トップページ | 馬も肥えぬ暑い秋 »