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2013年10月 3日 (木)

万能種牡馬

テヘペロ、って感じのこの一頭。いったい誰でしょう?

Kinkame  

答えはキングカメハメハ。2010年、11年と2年連続でリーディング種牡馬に輝いたが、昨年は1歳年下のディープインパクトに首位の座を明け渡した。今年も現時点でディープインパクトとの差は8億円あまり。先週はロードカナロアがGⅠを勝ち、今週も東西のGⅡにはコディーノを筆頭に4頭がスタンバイしているが、この差を逆転するのはさすがに難しそうだ。

一方でダートに限れば2年連続でリーディングを獲得中。今年もホッコータルマエ、ハタノヴァンクール、アドマイヤロイヤルといった面々が大活躍している。昨日の東京盃もタイセイレジェンドの完勝だった。今年も首位の座は堅かろう。

Legend  

しかし、これには伏線がある。ライバルのディープインパクト産駒がダートに出走するケースはほとんどない。ダート適性が決して高くはないことに加え、大半が良血の高額馬ゆえ芝の大レースを目指すのは当然の選択だ。

キングカメハメハ産駒の活躍は、ディープインパクトよりもはるかに広い守備範囲によってもたらされている。タイセイレジェンドにしてもアドマイヤロイヤルにしても、デビュー当初は芝の中距離戦を使われており、決して最初からダートでの活躍が期待されていたわけではない。ロードカナロアのようなスプリンターの活躍も基本的には同じこと。むろん、芝もダートもこなし、距離も問わない万能型のキングカメハメハであるからこそできる芸当であり、決して卑屈になる必要などない。むしろ、種牡馬として傑出した能力の表れであろう。

それゆえ生産者の人気は絶大で、昨年までの3年間にこなした種付け頭数は、順に266頭、266頭、251頭。むろん3年連続日本一。サンデー系牝馬に付けられるという血統的利点を考慮しても、これだけの繁殖を集めるのはなかなかできることではない。

Kinkame2  

だが、今年は一転、種付けは81頭に留まった。理由は以前にも書いたが、大事な商売道具に支障をきたしたため。幸い症状は回復し、来年の種付けに問題もないのだが、この世代のキングカメハメハ産駒はプレミア必至との声が早くも聞こえてくる。

Ruler  

その穴を埋めるのが今年スタッドインしたキングカメハメハ直子のルーラーシップ。エアグループの血が加わることがマイナスになるとは思えず、今年の種付け頭数は208を数えた。ルーラーシップにとっては初年度からチャンスを得た格好。種牡馬としての父子対決にも注目が集まる。

 

 

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