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2013年10月21日 (月)

嵐を呼ぶ天皇賞

先週は台風26号に加え、昨日の時季外れの豪雨と、とことん雨に祟られる一週間だった。それなのに、今度は台風27号の動きに注意せよと天気キャスターが訴えている。しかも今朝になって28号が発生した。ともに今週末にかけて本州への影響が懸念されるとのこと。4回東京最終週は、空模様との勝負にもなりそうだ。

「10月も終わりになって台風が来るなんて……」なんて声も聞こえてくるが、3年前にも10月末になって台風が関東に接近。天皇賞の開催が実施が危ぶまれたことがある。

金曜日の時点で天皇賞実施の可否が決まらず、前々日発売は中止。翌土曜の東京開催は中止→月曜代替となった。したがって天皇賞そのものの売り上げは激減。JRAとしては天に恨み言のひとつも言いたいところだどうが、日程通りに天皇賞を開催できたことを、まずはヨシとすべきであろう。

最後の最後まで関係者やファンが気を揉んだのは、天候よりも馬場状態である。

開催中止となった土曜日、競馬場のある東京府中市には72ミリの大雨が降った。それを見越して連闘に踏み切ったショウワモダン陣営は、ほくそ笑んだことであろう。だが、台風一過の翌日は思いのほか馬場の乾きも早く、芝・ダートとも「重」でのスタート。7レースには「稍重」まで回復した。8レース、10レースはいずれも逃げ切り決着。内ラチ沿いがかなり回復していたことは疑いようがない。結果、天皇賞は直線坂下で抜け出したブエナビスタが、内ラチ沿いを力強く駆け抜けて優勝。騎乗したスミヨン騎手は、前日の開催が中止となって馬場状態が良かった内目を最初から狙っていたという。

Buena  

翻って今年。昨日の競馬を見る限り、逃げ馬でさえ内ラチ沿いを避けて通るほど馬場の悪化は進んでいる。しかも、今週は水曜以降ずっと雨予報。馬場の乾く暇はないかもしれない。そうなればトウケイヘイローの出番か。極悪馬場の札幌記念圧勝を見れば、その道悪適性は群を抜いている。

しかし、土曜の開催が台風によって中止となり、しかも日曜が台風一過の秋晴れとなれば、3年前の再現もあり得る。同じ勝負服で、春のドバイ遠征で惜敗し、宝塚記念でも苦杯を舐めたジェンティルドンナの姿は、3年前のブエナビスタに被るものがある。

それにしても今年ほど台風の進路を気にしながら過ごした年はなかったように思う。8月の石垣島で台風直撃の悲劇に見舞われた個人的経験によるものかと思ったら、どうやらそうでもない。3年前に天皇賞前日の競馬開催を吹き飛ばした台風は「台風14号」であった。今回我々が直面する台風は27号と28号。これは11月に入っても、オチオチ過ごしていられなさそうだ。

 
 

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