« 嵐を呼ぶ天皇賞 | トップページ | 【訃報】フジノウェーブ »

2013年10月22日 (火)

名馬の出現を見逃すな

1994年の天皇賞(秋)当日の2レースを勝ったのは、新種牡馬サンデーサイレンスの産駒ジェニュインだった。芝1400mの勝ち時計は1分22秒8。その翌年、彼は皐月賞を勝ち、ダービーは2着に敗れたものの、3歳馬ながら秋天に堂々と駒を進めた。結果、サクラチトセオーの大外強襲に屈したものの、ハナの2着と大健闘を見せる。

Sakura  

サクラチトセオーとジェニュインの叩き合いが繰り広げられる数時間前。3レースに行われた新馬戦を、2歳当時のバブルガムフェローが優勝している。芝1800mの勝ち時計は1分49秒3。彼も一年後の秋天に出走し、こちらは見事優勝を果たす。3歳馬(当時表記は「4歳馬」)が秋天を勝ったのは、史上初の快挙であった。

Bgf  

そして年月は流れて一昨年の秋天当日の新馬戦でデビュー勝ちを飾ったのはステイゴールド産駒のフェノーメノ。

Feno1  

芝2000mの勝ち時計は2分03秒5。一年後に同じ舞台を1分57秒4で乗り切り、ルーラーシップやダークシャドウに先着して、エイシンフラッシュに半馬身まで迫る存在になると思った人は、このとき果たしてどれほどいただろうか。

Feno2  

注目すべきは翌年の天皇賞で勝ち負けを演じるような存在だけではない。他にも、スマートファルコンやナカヤマフェスタ、そしてローエングリンといった強豪馬が、その記念すべき初勝利を秋天当日の東京で挙げているのである。

この日の新馬や未勝利が特段賞金が高いわけではないが、大勢の関係者が集まる前で自慢の2歳馬をお披露目したいという思いが、自然と天皇賞当日の2歳戦をレベルアップさせるのであろう。有力ジョッキーが揃うという状況の後押しもある。そんなレベルの高い一戦を勝ち抜いた素質馬であれば、後にGⅠを勝つような存在になったところで不思議はない。

天皇賞当日の東京競馬場は、朝イチの2歳未勝利戦から目を離さぬようにしよう。のんびりとコーヒーを飲んでいては、将来のGⅠホースの初勝利を見逃しかねない。

 

 

|

« 嵐を呼ぶ天皇賞 | トップページ | 【訃報】フジノウェーブ »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 嵐を呼ぶ天皇賞 | トップページ | 【訃報】フジノウェーブ »