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2013年10月30日 (水)

強い道営2歳馬

過去10年の連対馬の中に、シーチャリオット、ドリームスカイ、インサイドザパークのダービー馬3頭に加え、あのフリオーソまでもが名を連ねる注目の平和賞を勝ったのは、Tiznow産駒の外国産馬・ナイトバロン。逃げ込みを図るファイトを直線半ほどで捕らえると、瞬く間に3馬身突き放した。

Night 

もともと道営所属馬や道営出身馬の活躍が目立つレースであるが、ナイトバロンも道営で3戦1勝の成績を残して南関東に移籍。今回が転入緒戦であった。ちなみに3着のリュウノワンも道営所属の1勝馬。迎え撃つ南関東勢には6頭もの2勝馬が揃っていながら、道営の1勝馬があっさりと1、3着するシーンを目の当たりにすれば、「道営の2歳馬はレベルが高い」という定説にあらためて頷かざるを得ない。

それにしても、なぜ道営の2歳馬はレベルが高いのであろうか? 新馬戦にしても、特別にしても、重賞にしても、賞金は南関東の方が高いのだから、素質馬は南関東に集まっても良さそうなものなのに……。そんなことを、ふと思ったりする。

道営競馬では冬に5か月間もの開催休止期間がある。その間、デビュー前の1歳馬(明け2歳馬)にたっぷり調教の時間がかけられるため、2歳馬が強くなるのだと聞いたことがある。

また、そもそも道営の2歳戦において、ある程度選別された馬が南関東へやって来るのだから、強いのは当然だとする説もある。なるほど、それはそうかもしれない。

とはいえ、やはりもっとも大きな要因は、大牧場の積極的な参入であろう。今も存廃問題がくすぶる道営競馬に万一のことがあれば、馬産地全体が致命的な影響を受けかねない。そこで、道営競馬を盛り上がるためにと、ビッグレッドファーム、中村畜産、下河辺牧場、グランド牧場、ユートピア牧場、そして社台グループが良血馬を送り込み、結果として高いレベルの2歳戦が展開されているのである。

そんな道営2歳のレベルを物語るもっとも重要な舞台が、再来週の北海道2歳優駿(JpnⅢ)。創設以来12年で道営の7勝5敗だが、ここ2年はJRAが連勝中でもある。果たして今年はどうなるか? ラブミーチャン不在となったJBCよりも、個人的にはこっちの方が気になる。

Night2  

ところで、ナイトバロンに騎乗していた本田正重騎手は、これが嬉しい重賞初制覇になりました。2005年10月24日の初騎乗から丸8年が経過し、9年目に突入したばかりでのメモリアル勝利。おめでとうございます。

 

 

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