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2013年10月23日 (水)

【訃報】フジノウェーブ

地方所属馬として唯一頭のJBC優勝馬。さらに、南関東所属馬として初となる同一重賞4連覇など数々の金字塔と打ち立て、先日のアフター5スター賞を最後に現役を引退したフジノウェーブの突然の訃報が飛び込んできた。

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大井で誘導馬になることが決まっていた同馬は、現役引退の原因となった骨折が癒えたことから去勢手術を受けていた。ところが、麻酔が切れて立ち上がろうとした際に転倒。そのはずみで左脛骨開放骨折を発症し、予後不良となったという。なんと言えば良いものか。適当な言葉が見つからない。

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通算23勝。重賞9勝。2007年にNAR最優秀古馬、そして2007年と2008年にNAR最優秀短距離馬のタイトルに輝いた最強スプリンターも、意外なことに初めての重賞タイトルとなる2007年の東京シティ盃までには22戦を要した。

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出世が遅れた背景には、生来の体質の弱さがあった。3歳8月に笠松競馬から移籍してくると、高橋三郎調教師は飼い葉食いがおかしいことに気付く。「普通の食べ方と違うので調べたら、奥歯がボロボロになっていた」。そこで、転厩してきたばかりだというのに思い切って放牧に出すことに。高橋師はじっくり休ませて仕上げるという調整法で知られるが、この時もこの放牧が功を奏した。休み明けをいきなりの3連勝。その後また放牧を挟んで、今度は破竹の10連勝を記録する。いま思えば2007年のJBCスプリントも、そして4連覇を達成した今年の東京スプリング盃も休み明けの一戦だった。

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地方馬によるJBC優勝は、いずれ再び達成されるに違いない。されなければ困る。だが、同一重賞4連覇はもう二度と見ることはできないのではあるまいか。それほどの偉業である。

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東京スプリング盃の4連覇を達成した直後、ベストパートナーの御神本訓史騎手は「一番思い出に残る馬」と最大限の賛辞を送った。同じ思いを抱くファンも多いはずだ。

そこであらためて思う。以前にも書いたことだが、東京スプリング盃にフジノウェーブの名前を刻むことを検討してもらえないものか。「フジノウェーブ記念」でもいいし、「フジノウェーブメモリアル・東京スプリング盃」でもいい。いつもなら重賞レースの名称を安易に変えることに異議を訴える私だが、さすがにこれは例外であろう。なにせ2010年に創設された東京スプリング盃を勝ったことのある馬は、フジノウェーブ以外にいないのである。

  

 

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コメント

さきいかと申しますm(__)m

非常悲しいですね(T-T)

悲しいし、やりきれない気持ちでいっぱです(;o;)


フジノウェーブ(;o;)夢をいっぱありがとうm(__)m

ご冥福をお祈りしますm(__)mや

投稿: さきいか | 2013年10月28日 (月) 18時36分

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