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2013年10月17日 (木)

おかゆ

風邪(腸炎?)でお腹をこわしてしまったので、生モノも、揚げモノも、普段なら飲み物のように胃に流し込むハンバーグさえも食べることができない。私は季節の変わり目によくこういう目に遭う。子供みたいと言われるのは、精神だけに留まらない。

そんな状態だから、今日の昼飯は銀座『好々亭』のお粥。普段なら「こんなもの腹の足しにならぬ!」と言って相手にもしないメニューだけど、久しぶりに食べてみると、お米の甘味がじわりと胃腸に浸み渡る。アツアツの鶏ガラスープに生姜の組み合わせが、身体の芯から温めてくれた。

Haohao  

一般に病人食のイメージが強いお粥だが、関西では「おかゆさん」と敬称をつけて日常食にしているし、東京でも正月の七草粥や十五日粥のような行事食としての風習は残されている。むろん、中華街で食べるお粥が立派な食事メニューであることは言うまでもない。

「だるま弁当」で有名なJR高崎駅に、「上州の朝がゆ」という駅弁が売られているのをご存じだろうか。保温容器を開けると立ち上がる湯気の隙間からはエビや栗といった具材が見え隠れし、さらに漬物と練り梅が別添で付いてくる。それで350円はありがたい。レシピも価格も30年間据え置き。簡単にできることではない。

発売時間は朝の7時から9時まで。しかも100個限定。売れ残れば破棄される運命だが、売れ残ることは滅多にないという。高崎に競馬場があった当時、アフター競馬でどんちゃん騒ぎを繰り広げ、そのまま高崎駅の近くに泊まり、翌朝の新幹線でこの「朝がゆ」を食べた思い出がある。二日酔いの五臓六腑に優しく広がる味わいだった。

土日の競馬場に行くと「二日酔いで何も食べたくない」という人に出会うことがやたらと多いけど、そういう人をターゲットにした「お粥専門店」があっても良いかもしれない。いや、二日酔いの人だけでなく、女性ファンも増えてきたことだし、この際、横浜中華街の『謝甜記』あたりが出店してくれないだろうか。季節の変わり目になるとすぐに胃腸を壊す私からも、伏してお願いする次第である。

 

 

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