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2013年9月14日 (土)

まもなくフォワ賞

凱旋門賞を目指すオルフェーヴルが、昨年に続いて前哨戦のフォワ賞に挑む。ロンシャンのコースもすでに3度目。去年は見るからに危なっかしいレースぶりだったが、今年は堂々と走ってくれるのではないか。

1999年にエルコンドルパサーが勝ち、昨年もオルフェーヴルが勝ったこのレース。凱旋門賞のステップとして日本ではすっかりメジャーになったGⅡだが、実は1992年の2着馬・スボーティカが凱旋門賞を制して以来、20年以上このレースから凱旋門賞馬は出ていないのである。仏国以外の欧州の有力馬が、凱旋門賞の脚ならしのためにこのレースへ遠征することは案外少なく、アイリッシュチャンピオンSやバーデン大賞の方に向かうことが多い。芝やコース形態に慣れさせることよりも、本番までの調整期間が1~2週間長く確保できることの方が重要視されているのであろう。

今回はキャメロットが遠征してきたが、それでも現地での評価はオルフェーヴルの方が格上に違いない。なにせ昨年の凱旋門賞2着馬である。1番人気が濃厚。だが、そんな期待に無理に応える必要もない。目標はあくまでも3週間後。久々の実戦でもある。ここでの結果に一喜一憂することは避けたい。

フォワ賞で1番人気と言えば、武豊が手綱を取った1997年のサクラローレルが思い出される。当時、海外の重賞で日本馬が1番人気に推されれば、それ自体がニュースだった。それがしんがり負けと聞けば、さらにニュースは大きくなる。

面白かったのは、勝ったのがヨコハマという日本語の名前を持つ芦毛馬で、しかもその馬が最低人気だったことである。重賞で1番人気の馬がしんがり負けを喫することは、稀ではあるが例がないわけではない。しかし、その時に最低人気の馬が勝つケースは非常に稀であり、それは海外とて同様であろう。

Yokohama  

ちなみに日本のGⅠ級レースでは過去に2回起きている。最初は終戦直後の1946年に行われた菊花賞。といっても5頭立てだったことを知れば「なーんだ」と言われそうだ。5番人気馬が勝って、1番人気が5着というなら、ありそうな話である。

いま一度は、記憶にも新しい1989年のエリザベス女王杯。こちらは20頭立てだから、難易度も半端ではない。勝ったサンドピアリスは20番人気で、1番人気のシャダイカグラが20着のしんがりに敗れた。おそらく百年に一回の珍記録であろう。

ちなみに、このレースでシャダイカグラに乗ってしんがり負けの屈辱を味わった騎手は、だれあろう武豊である。国の内外を問わず、妙な記録に顔を出すのは、やはり天才たるゆえんか。明日のフォワ賞では、オルフェーヴルではなくステラウインドの走りに注目したくなってきた。

 

 

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